神殺姫ヂルチ
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『神殺姫ヂルチ』(かみごろしひめヂルチ、DEMONIZER ZILGH)は、的良みらんによる日本の漫画作品。
概要[編集]
『月刊ドラゴンエイジ』2014年10月号から連載されている漫画作品。『おまもりひまり』の作者的良みらんの最新作となる。
ストーリー[編集]
射緒春臣は、過去に妹と幼馴染の少女を助けられずに意識が過去に向いていた。そんな中、第七福音機関の襲撃で殺されそうになったところを神乃亜ヂルチと契約して助けられた。
登場人物[編集]
主要キャラクター[編集]
- 射緒 春臣(いお はるおみ)
- 本作の主人公。高校2年生の男子。16歳。身長169cm。妹と幼馴染を守れずに死なせてしまったことで後悔から過去に意識がいくことがある。
- 第七福音機関に襲われたところをヂルチと契約。胸に「カドゥケウスの印(いん)」が押されて常人には発揮できない力を得る。そして、自己再生・治癒能力などを得た。父親と母親の施術で72柱の悪魔を従えるソロモン王の指輪が融合しているため、悪魔の能力が分かっていたり悪魔の攻撃が効かなかったりする。
- 名目上は教会に見逃してもらうため、第七福音機関に協力することになる。そして神明館高校へ転入。
- 神乃亜 ヂルチ(かみのあ ヂルチ)
- 本作のメインヒロイン。29番目の枝。悪魔の大公「アスタロト」の肉叢(ししむら)。ゲーティアによって2年前に生まれた。第七福音機関に襲われている春臣とキスをして契約する。
- ピンクの髪のツインテールをしたロリ巨乳。身長146cmくらい。普段は色白だが、力を振るう時には肌黒になる。春臣を誘惑することがあるが、不意にパンツを見られたりすると恥ずかしがる。
- 春臣の兄弟という設定で神明館中学に転入することになる。
- 室姫 夜鍵(むろひめ やかぎ)
- 第七福音機関に所属している「殲滅する者(アニスレイター)」。黒髪ロングの巨乳。身長160cm。
- 枝を見つけたという情報を聞いたため、春臣と共に神明館高校へ転入。勉強はずっと教会で教わっていたため、初めての学園生活となった。
- 男慣れしておらず、性的なことに関しては免疫がない。春臣の前で水着になることもできずにオーバーヒートを起こしたりしている。だが、よく春臣にラッキースケベを起こされたりしている。
- 蜜繰 葉杜(みつくり はと)
- 4番目の枝「死霊侯爵(しりょうこうしゃく)」ガミギン。眼鏡をかけている。平均的なバストにしている。
- 神明館高校の生徒として入学して三篠に棘を打って契約した。春臣がやってきたときに三篠を死なせたくないと思い、自ら棘を抜いて契約を解除した。そして、春臣にもっと行きたいという本当の願いを言うことになり、春臣たちと行動を共にすることになる。
- 山荘に偽装した教会の訓練施設にみんなで行く。そのときに春臣にキスをして棘を打ち、契約を交わした。
- 透野木 拝芽(とうのぎ はいめ)
- 静寂を連れている活動家の男。機関長に有益な情報を差し出しているが、味方というわけではない。
- 人の持つオーラを判別することができ、人間と枝を見分けることができる。
- 黒羽澄 静寂(くろはずみ しじま)
- 25番目の枝で"犬王の総裁(けんおうのそうさい)"「グラシャラボラス」。拝芽に懐いており、行動を共にしている。
- 拝芽の命令でヂルチを連れ去ろうとする。黒犬(こっけん)によって、春臣を喰らうも能力を打ち消される。そして、春臣に頭を撫でられて「キライなのですっ」と捨て台詞を残して撤退した。
- 黒髪のロリ少女。春臣にラッキースケベを起こされる。
- 春臣の父親
- 春臣の父親。ゲーティア(ソロモンの小さな鍵)の元メンバー。春臣を守るためにペテルセンと取引をして第七福音機関の庇護下に入った。
- レヴィ
- ゲーティア(ソロモンの小さな鍵)の元メンバー。ソロモン王の指輪でも制御できない悪魔まで呼び出そうとしたことに危険だと反対したが、研究から外されて命まで狙われたことで逃げだした。
第七福音機関[編集]
- ペテルセン
- 第七福音機関の正規人員の一人。
- 機関長 / パラベラム神父
- 第七福音機関で夜鍵が働いている場所の機関長。
枝[編集]
- シトリー
- 12番目の枝「壮麗なる豹頭王(そうれいなるぎょうとうおう)」「魁偉公子(かいいこうし)」シトリー。人間を何人も殺しており、ラブホテルでヂルチと春臣に倒されて死亡する。
神明館高校[編集]
- 五行 由花(ごぎょう ゆか)
- ヂルチのクラスメイトで委員長の女子。ヂルチのことを色々と気にかけて一緒に昼食に誘ったりする。
- キヨ
- ヂルチのクラスメイトで由花の友人の女子。口は悪く短気だが、悪人ではない。
- 三篠(みしの)
- 神明館高校の教師、当初は自信なさげな態度だったが、8カ月ぐらい前から熱血教師となる。良い先生になりたいと願って葉杜に棘を打たれて契約した。だが、春臣たちがやってきたときに三篠を死なせたくないと思った葉杜が棘を抜いたことで、契約が終わったのだった。葉杜のことは「はっちゃん」と呼んでおり、単なる契約者という関係ではなかった模様。
用語一覧[編集]
- 第七福音機関(だいななふくいんきかん)
- 「殲滅する者(アニスレイター)」を抱えて悪魔を滅ぼすことを目的としている。
- ソロモンの小さな鍵(ゲーティア)
- 元々は小さな魔術結社で、ある日、ヤハウェの椅子と呼ばれる聖櫃(アーク)を発見した。悪魔にまつわるオーパーツを発見したことで組織は拡大。「枝」と呼ばれる人工魔神(デモナイザー)の精製に挑戦する。そして、ヴァチカンから離れた日本で洗礼を受けていない「エグリゴリの卵」と呼ぶ子供たちを大量に集めた。子供たちをソロモン王が従えた72柱の悪魔との融合実験に使う。失敗の方が多かったが、数体融合に成功してソロモン王の指輪でも制御できない悪魔まで呼び出そうとした。
- 枝(えだ)
- 人間によって生み出された悪魔。契約した棘は枝が死ぬと死んでしまう。
単行本[編集]
ドラゴンコミックスエイジ(富士見書房)より発売。
巻数 | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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1 | 2015年3月9日(2015年3月9日発売) | ISBN 978-4-04-070510-1 |
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2 | 2015年12月9日(2015年12月5日発売) | ISBN 978-4-04-070787-7 |
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3 | 2016年6月9日(2016年6月9日発売) | ISBN 978-4-04-070917-8 |
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