白夜
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白夜(びゃくや、はくや)とは、一日中太陽が沈まないか、沈んだとしても薄明の状態が続く現象である。一日中太陽が沈まないという意味での白夜は単純に計算すると北極圏または南極圏、すなわち緯度が66度34分以上の地域で見られることになるが、実際には太陽には大きさがあること、地平線近くでは太陽は大気の効果によって浮かび上がって見えることにより、緯度が65度30分以上の地域では白夜になる可能性がある。また、薄明の状態が続くという意味での白夜は太陽の高度が夏至の際に-18°を下回らない地域、すなわち緯度が48度34分以上の地域で観測することができる。ただし、実際には太陽高度が-6°を下回ると体感ではかなり暗く感じられるので、一晩中薄明かりが続く様子を味わえるのは緯度60度以上の地域と言える。対義語は極夜。