畜毛
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畜毛(ちくもう)とは、もっぱら毛用の家畜の毛である。羊の毛である羊毛が多くを占めるがラマ(リャーマ)や「ビクニア」(ビクーニャ)、ヤク、ヤギ(カシミアやアンゴラ)などがある。ブタは「豚毛」として歯ブラシなどにも用いられた。
概要[編集]
家畜の毛や皮は牧畜民にとって非常に重要な資源である。
ことに羊毛はさまざまな織物に用いられ、羊の毛を圧縮したフェルトも生活のさまざまな場面で利用されてきた。
なお、毛皮はなめして衣や敷物などに使われてきた。日本ではオーストラリア産のスリッパなどが知られている。
ヤクの毛を撚り合わせて糸を作り、その糸を織った布地からは牧畜民の伝統的な黒テントが作られてきた。日本でも鎌倉・戦国時代には輸入品として知られており、白く脱色したものや、それを赤く染めたものは珍重された。