生ポアニキ

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生ポアニキ』(なまポアニキ)は、アサウラによる日本ライトノベル作品。イラストは赤井てら

概要[編集]

2014年10月25日に単行本がオーバーラップ文庫より発売されたライトノベル作品。アサウラによるオーバーラップ文庫からの作品では『デスニードラウンド ラウンド』に続く作品となる。

このライトノベルがすごい!2016」では、第38位にランクイン。新作部門では第13位となり、単巻での作品としては上位となった。男性キャラクター部門にてアニキが第18位になって、セリフもピックアップされた。

ストーリー[編集]

木村ユースケは、親からも半ば見捨てられて高校に不登校気味に通っていた。そんなある日、恋愛生活保護によってアニキが家にやってきて・・・。

登場人物[編集]

木村 ユースケ(きむら ユースケ)
本作の主人公。アニキがきてからは周囲から男好きだと思われることもあるがノーマル。ただし、アニキが嫌いなわけではなく、親からも見放された自分を真摯にみてくれているアニキを慕っており、筋トレにも付き合っている。そのため、アニキが来る前よりも体つきが良くなっている。
16歳の高校二年生で、卑屈に考えがちな人物。不登校気味だったが、アニキやユリがきてからは改善。渋谷や恵比寿にもいじめられていたが、守がユリを拉致した一件で和解している。
アニキ
本名不明。周囲にはアニキと呼ぶように言っている筋肉隆々とした身長190cm以上の巨体の男。恋愛生活保護によって、ユースケの元へとやってきた。自身の筋肉を見せようとパンツ一丁でいることが多い。一応、サウナスーツはもっている。
ユースケによく似た弟のような存在がいたが、トラックに轢かれている。そのため、ユースケのことは可愛がっており、筋トレや食事などの世話を焼いている。
鳳来寺 ユリ(ほうらいじ ユリ)
恋愛生活保護によって、ユースケの元へとやってきて、ユースケのクラスメイトとなる。当初は、ユースケやアニキと馴染めずにいたが、二人とも男だということを意識せずに接することができたため、居心地よく過ごすことができるようになる。
男に襲われて抵抗した際に相手を刺してしまう。さらに相手が有力者だったこともあって正当防衛が認められずに傷害事件にされてしまったという過去がある。しかし、恋愛生活保護によって刑期が短縮している。
松笠 アザミ(まつかさ アザミ)
ユースケのクラスメイトの女の子。恋愛生活保護受給者でアキと暮らしている。ユースケを同性愛者だと勘違いした結果、恋愛生活保護受給者だということを隠すために偽の恋人として振舞うことをユースケに提案する。
枲耳 アキ(おなもみ アキ)
アザミの同居人の女性。25歳。百合ではないが、アザミのことが大好きで一緒に暮らしている。
恵比寿(えびす)
ユースケのクラスメイトでユースケをいじめていた男子。ユリが拉致された一件で、ユースケと和解する。
澁谷(しぶや)
ユースケのクラスメイトでユースケをいじめていた男子。ユリが拉致された一件で、ユースケと和解する。
速瀬 守(はやせ まもる)
ユースケたちの隣のクラスの男子。悪評高い人間で、ユリの事情を知ると拉致して襲おうとしたが、ユースケとアニキの乱入によって阻止される。

用語一覧[編集]

恋愛生活保護
申請があった人の中から互いに相性のいいとされた二人を会わせるシステム。少子化などによって国が導入した。不正な受給がないように審査は厳しく、本当に必要とする人のみが受けられる。世間では、女を抱く風俗のようなシステムだと誤解されている。また、必ずしも恋愛が絡むわけではなく、同姓がやってきて友達のような関係になることもある。
引き合わされた二人は一カ月間一緒に過ごし、どちらかが嫌になれば関係を解消できる。

単行本[編集]

オーバーラップ文庫オーバーラップ)より発売。

タイトル 初版発行日 ISBN その他 サブタイトル
生ポアニキ 2014年10月25日 ISBN 978-4-86554-010-9
  • プロローグ 申請
  • 1話 送り込まれた筋肉
  • 2話 筋肉の胎動
  • 3話 筋肉、公開
  • 4話 筋肉にふさわしきもの
  • 5話 筋肉は傷つかない
  • エピローグ 勝利と別れとこれからと

外部リンク[編集]