獣の六番

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獣の六番』(けもののろくばん)は、永椎晃平による日本漫画作品

概要[編集]

週刊少年マガジン』2020年第41号から掲載[1]

ストーリー[編集]

吾郷丹華は、耄霊と呼ばれる存在を退治する整伐師として、高校にカウンセラーとしてやってきたところ、右腕が耄霊の腕となった生徒天番整と出会う。普通の高校生活を送りたいと夢見ながら目の前の人を助けるために腕を使う彼を見て、丹華は自分を鍛えてもらう代わりに普通の高校生活を遅らせると約束。そして、二人は耄霊との戦いが始まるのだった。

登場人物[編集]

天番 整(アマツガ トトノ)
15歳。身長188cm。体重95kg。
悪い噂が多く、不良たちにも恐れられている弥櫛沢第一高校に通う一年生の男子。本人にも原因が不明ながら右腕が耄霊の腕となっており、TR1Mなどのことは知らずにいたが、目の前の人々を助けるために耄霊を倒していた。本人は普通の高校生活を送るのを夢見ているが、目の前で耄霊に襲われる人を見ると放っておけずに力を使ってしまう。
丹華に耄霊の腕のことを知られてからは、普通の高校生活を送ることを叶えさせてもらう代わりに丹華を鍛えることになった。丹華のことは弱くても無能ではないと信頼している。
吾郷 丹華(あごう にか)
26歳、身長152cm。体重46kg。
天番のいる弥櫛沢第一高校にカウンセラーとしてやってきた女性。TR1Mの二等整伐師であり、弥櫛沢市にも耄霊対策のためにやってきた。
手柄を挙げて出世することを目標にしており、出世欲が強い。整伐師として、他の人々を守る矜持は持っており、天番のことも普通の生活を送れるように守ろうとしている。天番に鍛えてもらう代わりに、天番に普通の高校生にしてあげると約束する。TR1Mには天番の腕のことはあえて報告していない。
両親を耄霊に殺害されており、敵を討ちたいと考えてはいるが、復讐にだけ生きようとは思っておらず、幸せな人生を歩みたいとも考えている。
繰雨 宗鉄(くりゅう そうてつ)
整伐隊の隊長。TR1M最強の整伐師。
丹華に対しては過保護なところがあり、構いすぎてウザがられることも多い。天番に対しては丹華に害を与える存在なのかどうか確かめるために剣をふるったが、丹華の言葉でその場はいったんひいている。
巻 賢伍(まき けんご)
TR1Mの一等整伐師の男性。羽矢坂と共に弥櫛沢市に派遣されてきた。
羽矢坂 ひばり(はやさか ひばり)
TR1Mの二等整伐師の女性。巻と共に弥櫛沢市に派遣されてきた。
優木(ゆうき)
弥櫛沢第一高校の男性教師。耄霊につかれる。
早良 恭介(さわら きょうすけ)
弥櫛沢第一高校の2年生。オカルト研究部に所属。

用語一覧[編集]

耄霊(もうりょう)
人の負の感情が人の理性の器を超えてあふれ出たときに獣の姿になって人を襲う怪物。
TR1M(トリム)
正式名称は「特務庁霊害対策一課耄霊整伐隊(とくむちょうれいがいたいさくいっかもうりょうせいばつたい)」。15年前の地下鉄の耄霊事件から始まった事件を解決するために政府によって発足した。
整伐師(せいばつし)
TR1Mに所属して、耄霊を斬る存在。
弥櫛沢市(みくしさわし)
TR1Mによって吾郷丹華が配属された土地。

単行本[編集]

講談社講談社コミックス)より刊行。

タイトル 初版発行日 ISBN 備考 サブタイトル
1 2020年11月17日(2020年11月17日発売) ISBN 978-4-06-521481-7
  • 第1話 のけもののけもの
  • 第2話 朝日のような夕日をつれて
  • 第3話 大人たるもの
  • 第4話 怪獣たちの宴
  • 第5話 弥櫛沢市の人々

脚注[編集]

外部リンク[編集]