猿酒

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猿酒とは、が樹木の洞(うろ)などに貯蔵したものが自然発酵してできたであるといわれる。
糖化されないと澱粉はアルコール発酵ができないため、唾液に含まれるジアスターゼを利用したという「口噛酒」と、ときに混用される。

概要[編集]

人間も霊長類とはいえ猿の一種であるため、ときどき猿酒を造ってしまうことがある。葡萄の一品種であるマスカット・ベリーAにほぼ同量の砂糖をぶちこんで(加水はしない)、それを煮詰めて葡萄ジャムを作るというレシピがかれこれ半世紀前の『暮しの手帖』にあり、そのとき「葡萄液」というものができる。これを水で薄めると葡萄ジュースとして利用できるわけだが、葡萄の果皮には天然の酵母がくっついているため、それがアルコール発酵を起こす。
ナザレのイエスは酒好きであったらしく、この「葡萄液」的なものを愛用していたらしく、母親に宴席に呼ばれて「酒持ってこい!」と命令されたために「葡萄液の水割り」を出したら好評だったが、母親にボロクソに貶されて「預言者は故郷においては重んぜられないものなり」とボヤいたと福音書にある。

「『はじめ人間ギャートルズ』でよく飲まれているあれである。」という話はあるが、アニメを見た限りでは猿による口噛酒である。なお、どてちん(類人猿みたいななにか)は関与していない。

口噛酒[編集]

「人間でもできなくはないと思ったが、遠慮しておく。」との意見もあるが、『君の名は。』には口噛酒が登場する。