ウィキリバティア

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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WikiLibertia(ウィキリヴァティア)は自由になんでも書き込めることを特徴とするアットウィキ上のウェブサイト。大手百科事典ウィキサイトに馴染めなかったものが自由を求めて設立した、よくありがちな過疎ペディアの一つである。2015年8月13日まではウィキトリビア (Wikitrivia) というサイト名だった[1]

方針

ウィキペディアにおいてルールを遵守するよう求めるユーザーの存在に設立者が辟易したため設立されたということがサイト上では明らかにされている。これもまた過疎ペディアにはよくありがちな設立の経緯である。インターネット上に散在するトリビア等を収集する目的を第一に掲げており、転載すら自己責任において自由としているほか、規則を定めることや自治厨(サイトを仕切ろうとする分別のない利用者)に対しては消極的、或いは攻撃的な姿勢を取っている。ウィキペディアを批判する立場からか「ヒールサイト」という類のサイトを敵視している様子だが、「ヒールサイト」がどういうものなのかは検索してもヒットしなかった。

また、「先行編集権」という、ユアペディアの先編集権に酷似したものが利用者の行動方針として採用されている[2]。内容も「先に編集した人の意思が尊重される」という、まさに先編集権とよく似たものである。書くことも転載することも自由にやりたい放題であることに加えてここまで来るとさすがにユアペディアとの違いが分からないが、ウィキリバティアの先行編集権は「(先に編集された内容の)原型をある程度留めていれば尊重しなくてもいい」とされており、若干曖昧な点で相違があるものと思われる。

なお、他からの転載に関しては、自己責任などと言いつつ「転載されるのが嫌なら公開するな」などと過激な主張をすることによってかなり堂々と容認している[2]。これについての説明では、「ショーウィンドーに飾ってある商品を外から写真とって帰るように右クリック(大体)+コピーは問題ありません」「他人の家にある水道から水を得て飲んでも・そう咎め(叱られること)を受けませんよね?」などとその理由を説明している[2]が、その認識が正しいものなのかは定かではない。ここのサイトでは大前提として赤の他人の家の水道を勝手に飲んでも叱られる筋合いなどないというようである。

内容

言葉遣いが書き言葉としては所々明らかに不自然であるほか、なぜか所々ウィキペディアのソース記述をページ上でも見えるような形で伴っており、しかも、定義リストの見出しに用いられるセミコロンを普通の文章の行頭に用いるなど、間違った用法が散見されている。自由を主張するからにはそういった部分もきっとどうでもよいのだろう。なお、注意事項のページでは「面白くするため文章を意図的に間違えている」とするような文章が掲載されている模様。アットウィキ上のウィキはソースの記述においてウィキペディアとは違うウィキ文法を主流としているが、必要であればウィキペディアのウィキ文法を用いて記述するモードに切り替えることも可能であるので、ウィキペディアのソース記述を間違ったままページ上に見える形で記載するのもそういった意図があるものと考えられる。

信憑性は公式文書上でも一切認められておらず、「ウィキペディアは片手に辞書を持って読む必要がある」のに対して、こちら側のサイトではそれに加えて「もう片手に参考資料を持って読む」ことが推奨されている[3]。即ち、サイトの勧める通りまともに読もうとしても、結果としては両手が塞がってしまうので読み進められないということになる。そもそも、ウィキペディアが基本的に辞書を片手に読むものかどうかというのも疑問として残るところと考えられる。

脚注

  1. WikiLibertia<◎> - トップページ(2015年10月17日時点)にて、2015年8月13日に名称を「ウィキトリビア」からこの「ウィキリヴァティア」に変更したと記している。
  2. a b c WikiLibertia<◎> - Wikitrivia:基本方針、2015年10月12日時点の内容。
  3. WikiLibertia<◎> - Wikitrivia:信憑性について、2015年10月12日時点の内容。

関連項目

外部リンク