トヨタ・アクア
アクア(AQUA)とは、トヨタ自動車が製造・販売するハイブリッドカーである。コンパクトなハッチバックボディにハイブリッドシステムを搭載しており、ハイブリッドモデルしか設定されないハイブリッド専売モデルである。
概要
世界的にヒットし、ハイブリッド車の代名詞ともなったトヨタ・プリウスのコンパクト版ともいえるポジションに位置し、プリウスでは大きすぎるというユーザーを中心に大ヒットした。海外では「PRIUS C」という名で販売されており、プラットフォームなどは全く別物であるものプリウスファミリーとして販売されている。なお、初代の最廉価グレードである「L」であるが、リアのウィンドウがパワーウィンドウではなく手回し式の手動窓となっているなど、各種装備が簡略化されている。その結果として他グレードに比べて軽量化につながっており、登場当時のグレードでは最も燃費の良いグレードとなっていた。なお、最廉価モデルの手回し窓はフルモデルチェンジ後も引き継がれており、現在でも少なくなった手回し窓が新車で買える車でもある。
自動車業界のトレンドとしてボディサイズが拡大する中、コンパクトな5ナンバーサイズにハイブリッドシステムを搭載した本車は爆発的にヒット。発売開始からの1か月間で12万台という受注があり、これは月販目標台数の10倍に当たる数字であった。そのためか2012年の新車販売台数では総合1位になるほどの売り上げを記録する。また、この売り上げは瞬間最大風速的なヒットに終わらず、安定して長期間続いた結果国内で160万台、日本を含む全世界で180万台が売れるなどの記録となった。
タイヤ外径は608mmで、ノーマルサイズである。着座位置と荷物室の床とダッシュボード及びボンネットの高さは比較的低く、低重心で、視界がよく見え、快適性である。天井がやや低めで、外観がスマートな感じである。ボディサイズがMSサイズなので、商店街といった町中での取り回し性が優れ、狭い場所での移動手段にも向く。電気だけでの走行可能速度域も拡大されている。
2011年12月末に初代(NHP10型)が発売され、それから約10年後の2021年7月に2代目(MXPK1型)へとフルモデルチェンジを果たす。
初代
- 型式=DAA-NHP10
- 販売期間=2011年~2021年
- 全長=3995mm
- 全幅=1695mm=MSサイズ
- 全高=1445mm
- ホイールベース=2550mm
- 室内長=2015mm
- 室内幅=1395mm
- 室内高=1175mm
- トランスミッション=CVT(無段変速車)
- 駆動方式=FF
- ボディタイプ=ハッチバック
- タイヤサイズ=「175/65R15、タイヤ外径=608mm、ノーマルサイズ」
- ドア数=5ドア
- シート=
- 乗車定員=5人乗り
- 最低地上高=140mm
- 最小回転半径=4.8m
- バックドア=
- 車両重量=1080kg
- 排気量(総排気量)=1496cc
- チェンジレバー=P,R,N,D,B
- バック音及びライト消し忘れ警告音の音高の周波数:1945Hz(音名:B5より27セント低い)
- ハンドル直径=
- ハンドル位置=右
- フューエルリッドの位置=左
- スピードリミッター=km/h
- ボンネットの長さ=70cm付近
- 地面からボンネットまでの高さ=最高97cm