燃える朝焼け

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燃える朝焼け (Heart of the Sunrise) は英国のロックバンド、イエスが1972年に発表した楽曲。アルバム「こわれもの」のB面最後に収録された。ちょっとイモっぽい邦題はご愛嬌。

概要[編集]

クレジットはジョン・アンダーソンクリス・スクワイアビル・ブルーフォードで、アルバムでの演奏は11分28秒。「こわれもの」のラストを飾る曲として、彼らの大作主義への傾倒、楽曲構築力の現れとされている曲である。冒頭から非常にテンションの高いベースとギターのユニゾンのリフが繰り返され、それをビルらしい硬質で神経質なドラムが追いかける。そこに「霧のメロトロン[1]が降り立ち、ムードを盛り上げるとギターの静かなアルペジオが刻まれ、3分半過ぎやっとボーカルが歌い出す……といったプログレらしい複雑で構築性に富んだ楽曲である。曲自体は10分45秒ほどで終わるのだがアルバムヴァージョンは「天国への架け橋」のリプライズが同トラック内に付けられている。

またライヴ向きの楽曲としてこわれものツアーから頻繁に各ツアーで演奏されている。

逸話[編集]

  • スティーヴ・ハウはこの曲がキング・クリムゾンの「21世紀の精神異常者」に影響を受けていないかしきりに気にしたという。
  • イエスファンによくいるビル信者[2]がこの曲のライヴヴァージョンを持ち出してアランのドラミングを批判することがある。たしかにアランのドラミングだと若干ドタバタと聴こえるのも事実である。
  • ↓ビル在籍時のライヴ音源。

映画・CM[編集]

冒頭のリフが印象的であるためたびたび映画やテレビ内で使用されている。

  • 1998年の映画「バッファロー'66」(米)
  • 2000年のテレビドラマ「QUIZ」(日)
  • 2011年「日産・ジューク」のTV-CM(日)

脚注[編集]

  1. 荒木飛呂彦著「ジョジョリオン」二巻で東方大弥が放ったセリフによる。
  2. アラン・ホワイトを必要以上に叩く人間のこと。