焙烙(ほうろく)には二種あり、盂蘭盆会の際に麻幹(おがら)を焚く際に用いられる素焼きの器と、番茶や胡麻などを炒るための柄のついた陶製の片手鍋の両方をいう。
調理器具としての焙烙は、番茶を炒るほか胡麻を炒るためにも使え、玄米を炒って玄米茶などにもする。ただし別に蓋を用意しないとポップコーンは作りづらいので、普通のステンレス鍋などのほうが手軽である。