湯けむり温泉郷まほろばの非日常 〜おんせん部活動日和〜

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湯けむり温泉郷まほろばの非日常 〜おんせん部活動日和〜』(ゆけむりおんせんきょうまほろばのまいにち おんせんぶかつどうびより)は、水樹尋による日本ライトノベル作品。イラストはりいちゅ

概要[編集]

2014年10月31日に単行本が講談社ラノベ文庫より発売。『W.W.W -ワールド・ワイド・ウォー-』に続く水樹尋の講談社ラノベ文庫からの作品。

「心も温まるほんわかラブコメディ」をうたっている。

ストーリー[編集]

勉強に躓いて家族共々「真秀村」に引っ越してきた羽村広貴。そこでは、暖かい人々が広貴を出迎えてくれて、温泉につかりながらゆるふわライフを送ることになる。

登場人物[編集]

真秀分校[編集]

羽村 広貴(はむら ひろき)
本作の主人公。人付き合いが苦手だが、真秀村ではみんなが暖かく迎えてくれたことで馴染むことができ、大切に思っている。お笑い好き。
椿 杏子(つばき きょうこ)
真秀分校高等部の2年生の16歳。生徒会長。中学三年生の模擬テストで一位を取るなどの才女。
村のことが大好きだが、そのことでいろいろと一人で背負い込んでしまうところがある。
柊 里莉奈(ひいらぎ りりな)
人見知りで恥ずかしがり屋な女の子。小学6年生。母親が外国から嫁いできており、銀髪の外国風な外見をしているが、日本語しか話せない生粋の日本人。イラストレーターを目指している。
自分の外見が外国風なことにコンプレックスに思っているが、広貴に褒められて照れた後に広貴に心を許すようになる。
涼川 千夏(すずかわ ちなつ)
中学三年生の14歳。昔は虚弱体質だったが、温泉の効能なのか元気になって体を動かすのが好きになった少女。ボーイッシュなポニーテール娘。杏子以上の巨乳だが、恥ずかしくて小さめのブラジャーをつけたりしている。
真秀 美桜(まほろば みお)
中学一年生の女の子。山の真秀神社で暮らしており、学校にも巫女装束で通う。裏表のない純真な性格で、周囲からは「天使」とも呼ばれる。広貴のことを「おにいちゃん」と呼んでいる。
山茶花 若葉(さざんか わかば)
小学三年生の女の子。9歳。真秀村のことは好きだが、将来は東京に出たいと思っている。しっかりしているが、年相応なところもある。
田中 きらら(たなか きらら)
真秀分校唯一の教師。元々は本校勤務だが、色々あって分校勤務をしている女性教師。きららという名前を恥ずかしく思っているが、杏子に名前が可愛いといわれたときには喜び、きらら先生と呼ぶように言ったりしている。

真秀村[編集]

羽村家[編集]

広貴の父親
医者。体調を崩した幸介を東京で診察しており、その縁で村を紹介されて真秀村に家族共々移住する。
広貴の父親
夫と息子と真秀村に移住。夫と同じで村の生活にノリノリ。

椿家[編集]

椿 幸介(つばき こうすけ)
真秀村の副村長で移住者の手伝いをしている。杏子の父親。虚弱なところがあるようで、東京に出たものの体調を崩して戻ってきた。村に戻ってからは温泉に入って体調を回復している。
村長
真秀村の村長で杏子の祖父。杏子を広貴の結婚相手にと考えている。
加奈子(かなこ)
杏子の母親。「真秀の母」と呼ばれており、誰も逆らえない。
琴子(ことこ)
杏子の姉。都会の会社に勤めており、『メルヘンビレッジ』という女児向けのカードゲームを作った。
撫子(なでしこ)
杏子の姉。

その他[編集]

中川 スズ(なかがわ スズ)
村で唯一のお見せ「中川商店」を経営している。最低限の生活用品を扱っている。
和泉子(いずみこ)
杏子の幼馴染。去年、町の高校に行ってしまう。
利蔵(としぞう)、福蔵(ふくぞう)、竹蔵(たけぞう)
三つ子のおじいさん。豪快な雰囲気を持つ竹蔵、クールなメガネの利蔵、優しい雰囲気の福蔵と雰囲気は違うが、見た目は良く似ている。
真秀 夕(まほろば ゆう)
美桜のお姉さんと間違う程の若い美桜の母親。

用語一覧[編集]

真秀村(まほろばむら)
人とのつながりが暖かい村。都会からやってきた広貴たちを歓迎するなど良き田舎。近年は過疎に悩まされており、土地がかなり余っているので畑も無料で貸し出されている。温泉地であり、数々の温泉が湧いている。
真秀分校(まほろばぶんこう)
広貴が転入した小中高一貫校。村から本校に通うには通学時間がかかりすぎるために分校として存在する。生徒数が広貴を含めて6人と少なく、先生も田中のみ。
おんせん部
真秀分校唯一の部活動で、生徒全員が所属。正式には部活動ではないが、先生や保護者の許可も出ている。いろいろと忙しい生徒が集まれるようにつくられたもので、温泉のチェックを建て前にしている。

単行本[編集]

講談社ラノベ文庫講談社)より発売。

タイトル 初版発行日 ISBN その他 サブタイトル
湯けむり温泉郷まほろばの非日常 〜おんせん部活動日和〜 2014年10月31日 ISBN 978-4-06-381416-3
  • プロローグ
  • 序章 〜はじめましておんせん部〜
  • 第一湯 温泉の村《まほろば》へようこそ
  • 第二湯 水着なら恥ずかしくないもん
  • 第三湯 岩盤浴は途中休憩と水分補給が大切です
  • 第四湯 足湯でも長湯は禁物だよ
  • 第五湯 悩み事ならお風呂で話そう
  • 第六湯 みんなのまほろば
  • 終章 〜よろしくねおんせん部〜

外部リンク[編集]