渋柿

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渋柿(しぶがき)または澁柿は、の品種のうち、収斂性のあるタンニンが活性化しているものをいう、

概要[編集]

柿は「甘柿」「半甘柿(「禅寺丸柿」など)」「渋柿」に多く分類され、塗料としての「柿渋」を製造するために栽培されることが多い。日本の特許第1号は柿渋を利用した錆止め用塗料であった。

タンニンを不活性化するために、干柿にしたりアルコールや二酸化炭素などを用いて渋抜きをすることが多い。干柿専用の品種は渋柿が多い。代表的な品種としては「平核無」(ひらたねなし。「おけさ柿」「刀根早生」ともいう)があり、「越後の七不思議」に次ぐ八番目に不思議とされ、別名を「八珍柿」とも称される。

かつては近所の悪ガキが盗みにきたものであるが、昨今は「戴けませんか」と訪ねてくる小学生もいらっしゃって、干柿の作り方のマニュアルを作ったりもした。柿は枝が折れやすいので「柿の木から落ちると三年で死ぬ」と云われているため、年寄りが登ると危険だからである。

脚注[編集]