清水晶子

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

清水 晶子(しみず あきこ、1970年ー )は、フェミニズム/クィア理論研究者。東京大学大学院総合文化研究科教授。

経歴[編集]

東京生まれ。桜蔭高等学校卒、1993年東京大学文学部英文科卒、同大学院人文科学研究科英語英米文学博士課程単位取得退学。ウェールズ大学カーディフ校(現・カーディフ大学)批評文化理論センターでSexual Politics の修士号、Critical and Cultural Theoryの博士号を取得[1]

2003年東京大学大学院総合文化研究科助手。2004年中央大学経済学部専任講師[2]。2007年東京大学総合文化研究科(表象文化論)准教授、2017年9月同教授[1]

人物[編集]

学部時代はシェイクスピアを研究していた[3]。大学4年のときにフェミニズム系のことに、修士修了後にフェミニズム理論そのものに興味があることに気付き、フェミニズムやクィア理論の研究へと移った。90年代に大橋洋一の指導を受けながらフェミニズム理論の勉強会を行っていた[4]

2019年4月、上野千鶴子の東大入学式における祝辞と同時期に「性的暴力と同質性の無自覚な前提」を東大の教養学部報において発表し、東大に存在する深刻なジェンダーギャップの問題について指摘した。

著書[編集]

単著[編集]

  • Lying Bodies: Survival and Subversion in the Field of Vision (Peter Lang, 2008)
  • 『フェミニズムってなんですか?』(文藝春秋[文春新書]、2022年)

訳書[編集]

  • フランク・レントリッキア、トマス・マクラフリン編『続:現代批評理論――+6の基本概念』(大橋洋一、正岡和恵、篠崎実、利根川真紀、細谷等、石塚久郎共訳、平凡社、2001年)
  • ジュディス・バトラー『戦争の枠組――生はいつ嘆きうるものであるのか』(筑摩書房、2012年)

出典[編集]

外部リンク[編集]