深海少女 (漫画)
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『深海少女』(しんかいしょうじょ、THE DEEP SEA GIRL)は、稲葉誠による日本の漫画作品。
概要[編集]
『少年マガジンR』2015年1月号から2017年1号まで連載されている漫画作品。『月刊少年マガジン』2015年6月号、2016年1月号にも掲載されている。
ストーリー[編集]
幼馴染の田中ヒカリに告白しようとしていた山田タケル。だが、ヒカリが海に落ちていなくなってしまう。だが、一年後に深海生物となって光を発しながらヒカリが目の前に現れるのだった。一年前とは変わってしまったが、それでもヒカリを好きなタケルは上手くやっていこうとするのだった。
登場人物[編集]
- 山田 タケル(やまだ タケル)
- 本作の主人公。高校二年生の男子。
- ヒカリとは同じ人付き合いが苦手な同士で幼いころから一緒にいることが多かった。そして、幼いころから抱いていた想いを伝えようと告白しようとしたところでヒカリが目の前で海に落ちて海流にのみこまれてしまう。そのまま、無気力な日々を送るが、一年後に深海生物となってヒカリが戻ってくる。深海生物になったことで色々と変わってしまったヒカリに戸惑ってしまい、再会しても告白するのには躊躇してしまっている。
- いつもテストでは平均点ジャストを出す。
- 田中 ヒカリ(たなか ヒカリ)
- 本作のヒロイン。身長156cm。高校一年生だった一年前にタケルと一緒にいたところに現れた猫を抱いていたら海に転落。そのまま行方不明になっていたが、一年後に透けて光りながら海から地上に出てタケルの前に姿を現す。実は海に転落したときに偶然にも深海の王の息子が迷子だったところを助けたことで、深海の王に命を助けられて「深海の力」なるものを与えられる。そして、深海生物となったヒカリハ一年間もてなされたのだった。タケルに何で戻ってきたのかを聞かれて「タケルに会いたかったから」と答えている。
- 無表情だが、好きなものに対しては笑顔になることもある。深海生物になったことで獲物を捕えて食べる時には大きく口を開く。チョウチンアンコウのように光らせて獲物をおびき寄せたり、擬態によって透けたりもするようになる。衝撃を受けると発光プランクトンが発生して光る。
- 定期的に海に入らないとイライラする。そのため、ペットボトルに塩水を入れて持ち歩くようになる。猫好きだが、深海生物になってからは猫に餌だと思われたりしている。
- タケルのクラスに転入して高校に再び通うようになる。先生を半ば脅してタケルの隣の席になった。学校の手続きは深海の王にしてもらっており、仕送りも貰っている。怠けものだが、勉強をすればテストの点数は取れる。
- 高橋 好子(たかはし すきこ)
- タケルのクラスメイトの女子。身長167cm。通称「オカルト少女」。いつもオカルトトークをしている。家は金持ちで、両親も「10代のうちにUMAの1匹くらい撮っておきなさい」と誕生日プレゼントに望遠ズームフレンズを買ったりしている。学校のみんなにはオカルトトークは話半分に聞かれているが、ネットだと人気。
- 偶然にもヒカルが獲物を食べているところを写真に撮って深海人を発見したと張り切る。ヒカリがその深海人と同一人物だとは気づいていない。タケルとヒカリを深海マニアだと勘違いして一緒に深海人を探そうとする。
- UMAを探しているが、サメなどを見ただけですぐに気絶してしまう。気絶してタケルに病院に運ばれ、気づいたときにタケルの寝顔を見てドキドキしたりもしている。
- 物語後半になるにつれて出番が減っていく。プール回では水着でスタンバイしていたにも関わらず、本編では出番がなかった。
- 栗尾 ネネ(くりお ネネ)
- クリオネ。「深海の王」の世話係(メイド)をしている。人型のときの身長は143cm。
- 第7話で深海の王の深海エネルギーによって人間に擬態して地上にやってくる。ヒカリが行方不明になってから半年だけタケルが飼っていたクリオネ。元々は深海のアイドル的存在だったらしいが、ヒカリにそのポジションを奪われてしまって逃げだした時にタケルに拾われた。そのため、海に返された後に戻ってきて「交尾を前提に付き合ってください」とやってくる。
- タケルと一日デートする。タケルがヒカリを好きなことを知ってショックを受ける。その後、深海の王の命令でヒカリを深海に連れて行く。そして、ヒカリも地上に戻った後にタケルたちのクラスに転入している。コミュ力が高く、学校にもすぐになじんだ。
- ヒカリにはアイドルのポジションを奪われたこともあって冷たい。一生に一度しか食事しない程、食が細い。割れた頭から捕食する。
- グソ子
- グソクムシ。深海の王子の婚約者。父親であるダイオウグソクムシ大王が統治する大西洋と深海の王が統治する太平洋との親和のための政略結婚だが、グソ子自身は深海の王子に好意を抱いている。
- 王子がヒカリに好意を抱いているため、ヒカリを亡き者にしようと思って人間の姿になって地上にやってくる。ヒカリに攻撃していくも、男性恐怖症という弱点を突かれてタケルに敗北。チョウチンアンコウのオスがメスにかみついて同化するのを見てからオスが怖くなって、近づくと丸くなってしまう。王子は丸くて可愛いから例外だが、人間に擬態して地上に出てきた王子を見て海に戻ってしまう。
- プールの授業が開かれる頃にタケルたちの学校に転入。王子のことが好きすぎて24時間休まずに話しかけ続けたり、過激な愛情表現をしているため、王子には苦手意識をもたれている。そして、最終的にダイオウイカ化させてしまってプールが壊れたりしている。
- 深海の王
- 偶然にも息子を救ってくれたヒカリに「深海の力」の力を与えて命を救う。
- 深海の王子
- ヒカリに好意を抱いており、人間に擬態して地上にやってくる。地上にやってきたときは全裸だったので警察に捕まってしまうが、出所してタケルたちのクラスに転入。ヒカリを賭けてタケルと勝負して勝利するも、ダイオウイカの能力をもっているため、イカ臭いとヒカリに言われてしまい、結婚を断られている。
- メンタルが弱く、ショックなことがあるとダイオウイカ化する。グソ子に過激な愛情表現をされているため、苦手意識を持っている。
- ダイオウグソクムシ大王
- グソ子の父親。生命E(エネルギー)を操る。
- 山田 マツ子(やまだ マツこ)
- タケルの母親。38歳。第5話で死んだと思っていたヒカルが久しぶりに家に来たことで歓迎する。
- 山田 タケ子(やまだ タケこ)
- タケルの妹。
- 学ラン
- タケルのクラスメイトの男子。何故か一人だけ学ランを着ている。
単行本[編集]
巻数 | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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1 | 2016年1月15日(2016年1月15日発売) | ISBN 978-4-06-392501-2 |
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2 | 2017年1月17日(2017年1月17日発売) | ISBN 978-4-06-392543-2 |
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