海苔 (同人)
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海苔(のり)とは、主に成人向け同人誌の世界で、性器に掛ける修正の事を指す。
概要[編集]
コミックマーケットなどのほぼ全ての即売会はわいせつ物頒布等の罪を考慮し、成人向け漫画(主に成人マーク付き)を参考にした自主規制として、線やモザイクと言った修正を施すケースがある。
海苔と呼ばれる様になったのは、その修正がまるで刻み海苔のように見えることからである。
なお、海外(主に欧米)ではわいせつ物頒布等の罪は事実上検閲と見られており、“Censor Bar”と言われているくらいである[1]。
何れにせよ、日本のそう言った特殊な状況が生み出した産物と言えよう。
歴史[編集]
日本でアニメの性器描写に修正を掛けるようになったのは有害コミック騒動及びそれを受けての沙織事件からであるが(コミケでいえば丁度幕張メッセを追い出されたC40から)、修正としての「海苔」の語法は成人向け漫画でなくとも見受けられるが[2]、目立ち始めたのは2010年初頭くらいからである[3]。
脚注[編集]
- ↑ Censorship in Japan (日本における検閲 (英語版))など。アメリカの作家協会であるペン・アメリカン・センターでもろくでなし子氏の事が書かれている
- ↑
ジャンプ2005年44号の第10章『夢ノ狩人』感想(リンク切れ)で確認できる。無論、これ以前にもあった可能性もある。 - ↑ 実際に、同人誌印刷所のねこのしっぽの社長は修正を「のり」に例えて説明している[1]。