波動砲
波動砲(はどうほう)とは、アニメ宇宙戦艦ヤマトに登場する架空の兵器である。
概要[編集]
波動エンジン内のエネルギーを前方に発射する兵器で、波動エンジンを搭載している艦にのみ搭載できる。
波動エンジン内に充分なエネルギーがあるときだけ使用可能である。
波動砲を使用するとエネルギーがほぼ全て失われてしまう。
威力の設定は一貫しておらず、オーストラリア大陸程の大きさの木星の浮遊大陸を一発で破壊してしまうかと思えば、susの3キロメートル程の要塞を一発で破壊することができなかったこともある。
映像では、大型ピストンでエネルギーを押し出しているように見えるが詳細は不明である。
関連する兵器[編集]
拡散波動砲[編集]
ヤマトがイスカンダルから帰還した後に建造されたアンドロメダや主力戦艦は拡散波動砲を装備している。ヤマトの波動砲は拡散波動砲ではなく収束型波動砲である。収束型波動砲は一つの目標を破壊するのに適しており、拡散波動砲は敵艦隊を攻撃するのに適している。
デスラー砲[編集]
ガミラス帝国のデスラー砲も、ヤマトの収束型波動砲と同種の兵器である。
波動カートリッジ弾[編集]
波動エネルギーを充填した砲弾で、波動エネルギーの量は少ないが敵の装甲を貫通して内部で炸裂するので意外な程の威力がある。波動エンジン内のエネルギーの残量に関係なく使用できる。
トランジッション波動砲[編集]
宇宙戦艦ヤマト復活篇では、ヤマトの波動エンジンは大幅に改良されており波動エンジンの炉心が6つに分割されている。このため波動砲を6連射することが可能となった。波動エンジンがリボルバー型の拳銃のシリンダーのような形をしている。
6分割しているため一発毎の威力は低下していると思われるが、一度に纏めて発射することも可能。
「波動エンジンの炉心」という言葉は、復活篇よりも前の作品では使われておらず、原発推進派の石原都知事が監修した影響と言われている。なお、宇宙戦艦ヤマト復活篇が公開された直後に福島で炉心溶融事故(メルトダウン)が発生した。