沖縄やんばる海水揚水発電所(おきなわやんばるかいすいようすいはつでんしょ)とは、かつて沖縄県国頭郡国頭村にあった水力発電所である。
世界初の海水を使用する純揚水発電所。海水を使用することから調整池と水車を結ぶ水圧管路にFRP、水車はステンレス鋼を使用していた。建設費用は国が負担し、電源開発が管理していた。
1990年に着工して1999年に実証試験運転を開始。実証試験は5年間行われ、2004年より発電運転に移行した。発電した電力は沖縄電力へ供給されていたが、売電価格が商業ベースに乗らず、なくても供給力に影響しないため、2016年に廃止された。