決算検査報告(けっさんけんさほうこく)とは、内閣から独立した地位で国の財政を監督する会計検査院が各省庁や国が資本金の2分の1以上を出資する法人などの決算を検査し、1年間の結果をまとめたものである。毎年の秋に首相に提出して公表する。法令に違反する予算執行を「不当事項」と指摘したり、税金が有効活用されるよう意見を表示したり処置を要求したりする。検査院が必要と認めた場合や国会の要請に基づく検査の結果がまとまった場合は、決算検査報告を待たずに内閣や国会に報告し、公表もしている。