水銀柱ミリメートル
ナビゲーションに移動
検索に移動
水銀柱ミリメートル(すいぎんちゅうミリメートル、記号mmHg)とは、圧力の単位の一つである。
概要[編集]
1mmHgは、1mmの高さの水銀柱がその底面に与える圧力を由来としており、1mmHgは正確に101325/760Pa、約133.322368421Paに相当する。この定義により、標準大気圧、つまり101325Paは正確に760mmHgとなる。これは、1643年にイタリアのトリチェリが発見した。
かつては様々な分野で圧力の単位としてよく使われているが、水銀の有害性が周知され水銀が徐々に使われなくなるにつれて、水銀柱ミリメートルという単位が使用される頻度も徐々に少なくなっていった。しかし、血圧などの医療分野では引き続き使用されており、計量法においても、生物体内の圧力の計量に限って、水銀柱ミリメートルの単位を計量に用いることが認められている。