比干(ひかん、生没年不詳)は、中国の殷の王族。文武丁の子で帝乙の弟。帝辛(紂王)の叔父に当たる。名は比で、干の国に封じられたので比干と呼ばれる。
殷の大臣として、甥の紂王の暴虐を強く諫めたが、それに激怒した紂王によって殺害された。