歌詞が原曲と大きくかけ離れている日本の歌の一覧

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ここでは、歌詞が原曲と大きくかけ離れている日本の歌について述べる。

概要[編集]

英語等、日本国外の音楽の歌詞が、以下の理由で日本語への直接翻訳ではなく、日本語で原曲のニュアンスを留めずカバーされて改変されることはよくある[注 1]

  1. 原曲の歌詞が日本人の心情に合わない。
  2. 原曲の歌詞の韻に合う日本語がない。
  3. ドラマ等タイアップされる作品のストーリーが原曲の歌詞と異なる。

本ページでは原曲が海外の例と海外でカバーされた日本の曲も記述する。

原曲が海外[編集]

大きな古時計[編集]

おじいさんが原詩では90歳没だったが、保富訳では100歳になった。日本の平均寿命は84歳と、アメリカ合衆国より5つ上。そのことを考えると、寿命が延びてもおかしくはない。

でも、本当の理由は「響きが悪いから」。

線路は続くよどこまでも[編集]

原曲はこどもが歌うような歌じゃない。鉄道仕事の過酷な人生をつづった労働歌が、陽気な音楽に変わった。

おんまはみんな[編集]

原曲は、馬が群れをなして走る歌ではなく、老馬の昔話の歌。2番の子ぶたの詞も日本訳詞の中山知子による創作。

YOUNG MAN[編集]

あまがいりゅうじの士気を鼓舞するような歌詞と西城秀樹の振り付けでヒットしたが、原曲のビレッジ・ピープルは同性愛者であり、原曲は多少そのニュアンスのある歌詞であり、振り付けもない。

ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO[編集]

麻倉未稀がカバーしたボニータイラーの曲。スクール☆ウォーズの主題歌。カバーは「あなたにはヒーローが必要」という歌詞なのに対し、原曲はさしずめ「あんたがヒーロー」の歌詞。

ダンシングヒーロー[編集]

荻野目洋子のヒット曲。カバーはディスコのヒーローの歌詞だが、原曲の『eat you up』は男女の諍いを題材にしている。

Love is all[編集]

椎名恵がカバーしたシャリーンの曲。カバーは「愛こそ全て」的な歌詞であるのに対し、原曲は、年少のお嬢さんに聞かせたい年季の入った女性の愚痴で綴られている。

愛は眠らない[編集]

椎名恵がカバーしたオリビア・ニュートンジョンの曲、原曲は「愛された人はいるの?」的な歌詞。

GOLDFINGER'99[編集]

リッキー・マーティンの『リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ』を郷ひろみがカバー。原曲の題名は直訳すると「クレージーに人生を送ろう」という意味。カバーの有名なサビは郷ひろみの発案。

釜山港に帰れ[編集]

チョー・ヨンピルのヒット曲。三佳令司が付けた日本語詞は、離れ離れになったカップルをモチーフにしているが、原曲は離散した兄弟の歌。

原曲が日本[編集]

ガラスのメモリーズ[編集]

TUBEのヒット曲を韓国の人気デュオKANがカバー。原曲は元カレに未練のある女性の歌なのに対し、韓国カバーは、タイアップしたドラマ「ピアノ」がシングルマザーに出会って気持ちを入れ替えたアウトローが主人公だったせいか、女性に出会うまでのアウトローぶりを綴った男歌になっている。

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  1. 加藤登紀子の『百万本のバラ』(原曲はロシア)、韓国でカバーされた『雪の華』(中島美嘉)、『ラブレボリューション』(モーニング娘。)、テレサ・テンが中国語で歌った『時の流れに身をまかせ』のように言葉を巧みに選んで、原曲のニュアンスを壊さないカバー曲もある。