橋歴板
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橋歴板は、日本の道路橋においてその工法や規格等を記した銘板である。
概要[編集]
日本におけるほぼすべての道路橋や歩道橋に設置されており、その記載内容やサイズ、材質は各地域の工事仕様書で定められている。
主に橋の欄干や、橋本体の下部に設置されている。なお、橋の上部工と下部工が別の業者により行われた場合はそれぞれを分けて2枚取り付けられることもある。
主な記載内容[編集]
- この節に掲載した画像および記載例は横浜市のもので、他自治体では異なる場合もある。
道路橋の場合[編集]
- 竣工年
- 基準とした道路橋示方書の版および道路橋示方書における規格 例:道示(1978)一等橋
- 事業主体 例:横浜市建造
- 設計荷重
- 工法
- 施工業者名
歩道橋の場合[編集]
- 竣工年
- 事業主体
- 基準とした立体横断施設技術基準の版 例:立体横断施設技術基準(1978)
- 橋本体の製作業者名
- 材質
古い時代の橋歴板[編集]
昭和前期の橋歴板では、現代のものほど情報量が多くなく、事業主体と施工業者のみが記されているものもある。
盗難被害[編集]
屋外の橋という性質上、監視の目が少なく、またほぼ純粋な金属製であることからしばしば換金目的の盗難被害が報告されている。