森羅万象を統べる者
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『森羅万象を統べる者』(おむにあをすべるもの)は、水月紗鳥による日本のライトノベル作品。イラストは有河サトル。
概要[編集]
第8回MF文庫Jライトノベル新人賞で『万能による無能のための狂想曲』のタイトルで佳作を受賞。2012年10月よりMF文庫Jから発売。
激甘イチャラブ×異能バトルアクションといたっている通り、メインヒロインと主人公によるイチャイチャっぷりがメインの一つ。
ストーリー[編集]
御園日向は、一緒に暮らしている綾川鈴莉に告白されて恋人となる。そんな中で、従姉妹だという御園皐月が家にやってきて異能を巡るトラブルに巻き込まれて行く。
登場人物[編集]
主要人物[編集]
- 御園 日向(みその ひなた)
- 本作の主人公。両親が亡くなって綾川の家に引き取られる。鈴莉の両親が海外支社長になったことで日本を離れてからは、家事のできない鈴莉に代わって家のことを担当して、7年以上一緒に暮らしていた。皐月が来た後は三人分の料理を担当している。鈴莉の17歳の誕生日に告白されて恋人関係となる。
- 神代学園に通っている男子高校生。鈴莉や皐月とはクラスメイト。
- 七年前に事故で瀕死の重傷を負って鈴莉の異能である自己治癒が譲渡された。鈴莉はその後遺症で身体能力が落ちてそれまでの記憶を失っている。そのことがあって、日向は御園家の長になっている。
- オムニア・ユゾリス
- 日向の異能。手に触れたものを最高性能で使用できる。
- ロリ巨乳好きで足フェチ。
- 綾川 鈴莉(あやかわ すずり)
- 本作のメインヒロイン。日向好みのロリ巨乳。日向のことは「ひなくん」と呼ぶ。17歳の誕生日に日向に告白して恋人となる。両親が海外に行ってから7年間日向と一緒に暮らしてきており、恋人になる前も周囲からはバカップルのように認識されていた。日向と離れることができず、女子更衣室にも日向を連れて行っている。
- 嫉妬深いところもあって、日向が女の子と仲良くなると調教しようとしたりもする。
- かなりの運動音痴。
- 御園 皐月(みその さつき)
- 日向の従妹。母親が亡くなり、日向や鈴莉と一緒に暮らすことになる。日向のことは「お兄ちゃん」、鈴莉のことは「お姉ちゃん」と呼ぶことになる。日向に指摘されるなど胸は小さく、本人も気にしている。
- 日向と鈴莉が目の前でいつもいちゃいちゃしているため、ジト目で見たり呆れたりすることが多い。アダルトゲームが好きで、エロゲをやっている。
- 神代学園では日向たちのクラスに転入している。日向たちと一緒に暮らし始めてから何者かに狙われるようになるも、日向たちによって撃退された。父親の義貢(よしたか)は、日向の父親でもあり、日向とは腹違いの兄弟。
- 万物創造(ばんぶつそうぞう)
- 皐月の持っている異能。名前と形・機能を一致させられるものなら何でも生み出すことができる。これによって、日向たちと暮らすときにテレビなどを完備した。
- 御園 由枝(みその ゆえ)
- 日向のはとこ。日向の許嫁だったが、日向は鈴莉のことを好きだったため、婚約を解消している。日向の一つ年上で同じ高校に通っている。
その他[編集]
- 御園 妙(みその たえ)
- 日向のおばさま。
- 久世 竜也(くぜ りゅうや)
- 金蔵に依頼されて、皐月を暗殺しようとする。
- 伊沢 金蔵(いざわ きんぞう)
- 御園の反体制派として本家の人間を暗殺しようとした。
- 委員長
- 日向たちのクラスの委員長の女子。
- 担任
- 日向たちのクラスの担任教師。ものぐさな性格。
用語一覧[編集]
- 御園(みその)
- 遺伝的に異能の力をもつことが多い家系。その異能によって、政治・経済界に影響を及ぼしている。御園を束ねる長(おさ)という表に出てこない存在がいる。
- 神代学園(かみしろがくえん)
- 御園が税金対策で作った私学。
単行本[編集]
MF文庫J(メディアファクトリー)より刊行。
タイトル | 初版発行日 | ISBN | その他 | サブタイトル | ||
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森羅万象を統べる者 〝万物創造〟 | 2012年10月31日(2012年10月25日発売) | ISBN 978-4-8401-4849-8 |
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