桃生(もむのふ)は、アトラスのコンピュータゲーム『女神転生シリーズ』に登場する架空のキャラクターである。日本の東北地方にある武神である。
元はアラハバキの配下であったが、東北地方が朝廷の支配下に置かれた後は、貴族の護衛として働いたという。
物部氏が蘇我氏に滅ぼされた後、東国に逃げたという伝説があることから、「物部氏の子孫が武人の申し子」という意味で桃生と呼ばれた可能性があるという説がある[1]。
桃生という名称は、「流域の丘」を意味するアイヌ語の「モムヌプカ」が語源とされる。また桃生は、武士(もののふ)の由来となったともいう。
- ↑ 『真・女神転生悪魔事典』 新紀元社、2003年、191頁。