桃の魔術師

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桃の魔術師』(もものまじゅつし、the wizard of pink magic)は、漫画:荒木宰、原作:原田重光による日本漫画作品

概要[編集]

月刊少年ライバル』2012年12月号から2014年5月号まで連載された漫画作品。

ストーリー[編集]

四堂清志は、見つけた本にいた性霊エロスによって桃魔術を使う桃魔術師になる。そして、桃魔術を使ってお色気シーンを連発しつつも周囲の問題を解決していく。

登場人物[編集]

詳しくは各キャラクターページも参照。

四堂 清志(しどう きよし)
本作の主人公。14歳の男子。中学二年B組。風紀委員長。眼鏡をかけている。
色恋に興味がないといつも言っているが、ムッツリ疑惑がある。
本屋で偶然「桃魔術」の本を見つける。その本から清志にしか見えない「性霊エロス」と名乗る女の子が現れる。それを見て桃魔術の本を購入。桃魔術を行使するようになる。学校でもエロスに話しかけているが、エロスの姿は他の人に見えないので一人でぶつぶつ言っているように思われている。
桃魔術を私利私欲のために使っているように見えるが、結果的には良い方向にいつも導いている。
小さいころは物静かで優しいと女子からも人気があったが、美也と遊んでいるうちにこじれてしまった女子を見下す感じになってしまう。そして、女子に挑発的な発言をしてあおるようになった。
性霊エロス(せいれいえろす)
手のひらサイズの女の子。全長30cmくらい。清志が見つけた「桃魔術」の本から現れる。清志を「清く正しい心を持つ人」として桃魔術を任せる。だが、桃魔術師にふさわしい人だが、やりすぎるところもあるとして、いつも私利私欲のためじゃないかと確認している。清志のやりすぎに注意していこうとしているが、何だかんだで清志の言うことをいつも聞いている。そして、事が終わるといつも清志に感心している。
本条 美也(ほんじょう みや)
14歳の女子中学生。清志の幼馴染でクラスメイト。身長162cm。運動神経は良いが、勉強は苦手。
貧乳。清志はAAAカップと言っているが、美也はBカップは反論。性霊エロスの双球の測り手(バスト・ジャッジメント)でAAカップと判明した。
みんなと海水浴に行ったときにはエロスによって運命の桃の糸を清志と結ぶことになってエロハプニングを起こされている。
内村
愛称「ウッチー」。しっかり者で真面目な女子生徒。だが、スカートがめくれたまま気づかずに歩いてしまい、それを指摘されて動転して男にめくられたと嘘をついた。噂に尾ひれがついてスカートをめくってテープで止めてさらし者にするという「心なき紳士」という架空の犯人が作り上げられてしまう。ウソがばれない様に自分が「心なき紳士」として自ら犯行を重ねる。清志に真犯人だということがばれて、みんなに謝罪して和解する。
吉月 留美(よしづき るみ)
清志たちのクラスの2年B組の担任の女性教師。数学教師。巨乳。授業は分かりやすいが、コスプレ好きでバニーガールなどの派手な衣装を着るため、男子には人気だが女子には反感を持たれている。サトゥルニアの悪戯の一件で女子との距離は縮まった模様。
相田 こころ(あいだ こころ)
桃栗中の女子。女子二人と三人組で男子に貢がせてポイ捨てしている腹黒女子。ヤンキーと別れようとしたところで「別れないでくれ」と迫られていたところを清志に助けられる。そして、一緒にカラオケに行くもそのことを見抜かれる。そして、三人そろってカノッサの恥辱によって尿意を催させられる。そして、何とかしてほしければ男を金づるにするのを辞めるように言われる。そしてブスと言われるのだが、それによって清志のことが少し気になることになった。
橋本 マコト(はしもと マコト)
14歳の男子。野球部のエースで4番。小学校から一緒の愛美に恋をする。清志に言われて愛美に告白して付き合うことになった。
桜井 愛美(さくらい まなみ)
14歳の女子。Gカップの巨乳。のんびりとした性格。マコトのことが好きで告白されて付き合うことになった。
天使 亜美(あまつか あみ)
中学生アイドル。高校生モデルHIRO☆SHIと付き合っているという噂がある。
清志の中学のイベントに来た時に抜け出す途中に清志に見つかって一緒に外に出る。少しわがままを言いつつ二人でゲームセンターを回った。途中で二人で歩いているところを記者に写真を撮られるが、清志によって事なきを得る。周囲に天使というイメージを抱かれて辛かったが、清志にメス豚と言われて心が軽くなった。
ギルガメッシュ王
かつて桃魔術の力で桃源郷を築こうとした。

用語一覧[編集]

桃魔術(ももまじゅつ)
人の色恋を支配し「性」を司る魔術。
ボイオティアの魔眼(ボイオティアのまがん)
対象の衣服の一部と木の葉を食塩水に浸して呪文を唱える。それで発生した煙を浴びせることで対象が身につけている衣服が全て透けて見える。
淫靡なるマヌス(いんびなるマヌス)
術師に常人には見えない第三の腕を生やすことができる。
サトゥルニアの悪戯(サトゥルニアのいたずら)
伝説の桃源の湯を再現して、術を施した湯気の幻覚作用で性的解放感を得られる。
カノッサの恥辱(カノッサのちじょく)
妖性(ようせい)たちの悪戯で対象の身に恥ずかしい出来事を起こす。
運命の桃の糸(うんめいのもものいと)
この糸で中指をつながれた男女は性的な縁で結ばれる。
クピードーの尋問(クピードーのじんもん)
恋神クピードーの力を借りて対象の好きな相手が分かる魔法。
アスタロトの告発(アストラトのこくはつ)
この術を施した手で触るとその相手のHな記憶を見ることができる。

単行本[編集]

ライバルコミックス講談社)より発行。

巻数 初版発行日 ISBN 備考 サブタイトル
1 2013年6月4日(2013年6月4日発売) ISBN 978-4-06-380273-3
  • 第1話 ボイオティアの魔眼
  • 第2話 淫靡なるマヌス
  • 第3話 サトゥルニアの悪戯
  • 第4話 カノッサの恥辱
  • 第5話 運命の桃の糸
  • 第6話 クピードーの尋問
  • 第7話 アスタロトの告発

外部リンク[編集]