柴山恵美子

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柴山 恵美子(しばやま えみこ、1930年 - )は、女性労働評論家。元・名古屋市立女子短期大学教授。夫は欧州政治・経済評論家の柴山健太郎[1]

経歴[編集]

長野県上水内郡信濃町柏原生まれ。1950年旧制長野県女子専門学校国語科卒[2]。高校教師(新潟県)を経て[3]、1953年『平和婦人新聞』編集部記者。1962年よりフリーランスで女性労働問題を研究。山川菊栄田中寿美子らが創設した研究団体「日本婦人問題懇話会」に所属。1992年名古屋市立女子短期大学生活科教授。同大学生活文化研究センター長。1996年同大学を定年退職後、フリーランスで男女均等待遇政策を研究[2]。2005年時点で国民教育文化総合研究所・研究議員[4]。東京都労政協議会委員[5]、東京都立川労政協議会会長、名古屋市勤労婦人センター運営審議会会長[6]、フォーラム女性と労働21企画運営委員も務めた[7]

1998年時点で日本EC学会、産業学会、国際女性の地位協会、婦人労働研究会、日本婦人問題懇話会に所属[5]。2005年時点で日本EU学会、ジェンダー法学会に所属[4]

著書[編集]

  • 『世界の女たちはいま――各国にみる男女平等の波』(編著、学陽書房、1984年)
  • 『女たちの衝撃――コンピュータは女の働き方をどう変えたか』(編著、学陽書房、1988年)
  • 『新・世界の女たちはいま――女と仕事の静かな革命』(編著、学陽書房、1993年)
  • 『少子化社会と男女平等――欧州五カ国にみる現状と課題』(編著、社会評論社、1993年)
  • 『各国企業の働く女性たち――取り巻く現状と未来展望』(藤井治枝、渡辺峻共編著、ミネルヴァ書房[シリーズ<女・あすに生きる>]、2000年)
  • 『EUの男女均等政策』(中曽根佐織共編著、日本評論社、2004年)
  • 『世界の女性労働――ジェンダー・バランス社会の創造へ』(藤井治枝、守屋貴司共編著、ミネルヴァ書房[シリーズ<女・あすに生きる>]、2005年)

訳書[編集]

  • ナディア・スパーノ、フィアンマ・カマルリンギ『イタリア婦人解放闘争史――ファシズム=戦争との苦闘五十年』(御茶の水書房、1979年)
  • 国際労働機関編『東欧女性の労働と生活』(労働教育センター、1981年)
  • 『EU男女均等法・判例集』(中曽根佐織共編訳、日本評論社、2004年)

出典[編集]

  1. 今西一、岡田裕之「占領下東大の学生運動と「わだつみ会」(2)岡田裕之氏に聞く」『商学討究』第60巻第4号、2010年3月
  2. a b EUの男女均等政策 / 柴山 恵美子/中曽根 佐織【編著】 日本評論社
  3. 『月刊総評』第11号、1988年
  4. a b 世界の女性労働 / 柴山 恵美子/藤井 治枝/守屋 貴司【編著】 紀伊國屋書店ウェブストア
  5. a b 日外アソシエーツ編『現代日本人名録 1998 2. かな~せ』日外アソシエーツ、1998年、1315頁
  6. 読売新聞社『分野別人名録 1998年版』読売新聞社、1998年、252頁
  7. 日外アソシエーツ編『現代日本人名録 2002 2. かな~せ』日外アソシエーツ、2002年、1546頁