東海林智
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東海林 智(とうかいりん さとし、1964年 - )は、ジャーナリスト。毎日新聞社編集局社会部記者。
山形県生まれ。1988年法政大学法学部卒、毎日新聞社入社[1]。地方部、大阪社会部、『サンデー毎日』、横浜支局デスクなどを経て、東京社会部で厚生労働省担当[1][2][3]。その後、新潟支局長(2019年5月まで)、東京の編集局の部長を経て[4]、2021年4月から東京社会部専門記者として労働分野を担当[5]。毎日新聞社社会部編集委員[6][7]。
2004年に労働担当の記者になり[8]、労働行政、労働組合運動[1]、労働問題、貧困問題を中心に取材する[9]。関係者の間で敬意を込めて「最後の労働記者」と呼ばれる[10]。新聞報道で貧困ジャーナリズム賞など受賞[9]。2009年『貧困の現場』で第28回日本労働ペンクラブ賞[11]。2008年12月31日から2009年1月5日まで開設された年越し派遣村の実行委員[12]。2010年7月から2012年7月まで日本新聞労働組合連合(新聞労連)委員長[13][14]。2010年9月から2012年9月まで日本マスコミ情報文化労組会議(MIC)議長[15][16]。東京労働学校(東京労働者学習協会)のゲスト講師[17]。
著書[編集]
- 『貧困の現場』(毎日新聞社、2008年)
- 『15歳からの労働組合入門』(毎日新聞社、2013年)
- 『ルポ 低賃金』(地平社、2024年)
出典[編集]
- ↑ a b c 貧困の現場 紀伊國屋書店
- ↑ 報道現場 慶應義塾大学出版会
- ↑ 泣き虫記者が見た貧困の現場(北九州市・林田英明) レイバーネット日本、2009年10月6日
- ↑ 『新潟いの健ニュース』No.2(PDF)働くもののいのちと健康を守る新潟県センター、2019年12月21日
- ↑ 時に「対立」辞さず行動 ジェネレーション・レフト、強まる胎動 毎日新聞、2022年7月2日
- ↑ 過労死等対策推進シンポジウム(PDF)厚生労働省
- ↑ 『主婦の会』第127号(PDF)東京土建一般労働組合主婦の会教宣部、2023年3月1日
- ↑ 野中大樹「コロナ禍、困窮、特殊詐欺…低賃金は社会を壊す 『ルポ 低賃金』東海林智氏に聞く」東洋経済オンライン、2024年5月19日
- ↑ a b 15歳からの労働組合入門 紀伊國屋書店
- ↑ 風間直樹「貧困の現場 東海林智著 ~畏るべきフットワークの「最後の労働記者」」東洋経済オンライン、2008年10月18日
- ↑ 日本労働ペンクラブ授賞者リスト 日本労働ペンクラブ
- ↑ ルポ 低賃金 地平社
- ↑ 第116回定期大会報告 新聞労連、2010年7月23日
- ↑ 第120回定期大会報告 新聞労連、2012年7月20日
- ↑ MIC機関紙 2010年11月14日発行 日本マスコミ情報文化労組会議
- ↑ MIC機関紙 2012年12月24日発行 日本マスコミ情報文化労組会議
- ↑ 講師紹介 東京労働者学習協会
関連文献[編集]
- 年越し派遣村実行委員会編『派遣村――国を動かした6日間』(毎日新聞社、2009年)
- 朝日新聞社ジャーナリスト学校、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所編『報道現場』(慶應義塾大学出版会、2010年)
- アジア太平洋資料センター編『徹底解剖国家戦略特区――私たちの暮らしはどうなる?』(コモンズ、2014年)
- 水島宏明『メディアは「貧困」をどう伝えたか――現場からの証言:年越し派遣村からコロナショックまで』(同時代社、2023年)