東京都葛飾区立小学校児童強制わいせつ事件

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東京都葛飾区立小学校児童強制わいせつ事件(とうきょうとかつしかくりつしょうがっこうじどうきょうせいわいせつじけん)は、東京都葛飾区の小学校教諭が児童にわいせつ行為をしたとして逮捕・起訴された事件。

概要[編集]

2012年12月に学校内の小学1年の教室で休み時間に女児児童2人を膝に載せて体を触った強制わいせつの疑いで、2013年1月31日にTが逮捕される。女子児童の下半身に触ったという容疑に対して、Tは「おなかの周辺に手が当たっただけ」と容疑を否認。その後、捜査段階で一度は容疑を認めたものの、公判では再び否認している。

裁判経過[編集]

Tは公判で犯行を否認。直接的な証拠はなく、女児2人の捜査段階の供述の信用性が争点となった。公判では現場にいたとされる同級生3人が「触っているところは見たことがない」と述べた。2013年12月、東京地裁は女児2人が母親に迎合して供述した疑いがあるとして無罪判決を言い渡した[1]

2014年9月9日、東京高裁(村瀬均裁判長)は一審の無罪判決を支持して検察側の控訴を棄却した[2]。判決では「母親との会話の中で触られたという供述をした可能性があり、女子児童の供述は信用できない」とした。捜査段階の自白調書についても「事件当時の教室の状況が欠落」しているとして信用性を否定した[3]

Tは退職3日前の懲戒免職を取り消すように求めた行政訴訟を起こしている。

関連項目[編集]

脚注[編集]