村田喜代子

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

村田喜代子(むらた きよこ、1945年4月12日- )は、作家。

人物[編集]

旧姓・貴田。福岡県八幡市(現・北九州市)生まれ。八幡市立花尾中学校卒。就職後、シナリオの習作を行う。1967年結婚、出産、同人誌に参加して小説を書く。1976年「水中の声」で九州芸術祭文学賞最優秀作となる。1986年同人誌推薦作として「熱愛」が『文學界』に再掲され、芥川賞候補となる。87年、三度目の芥川賞候補となった「鍋の中」で受賞。のち黒澤明がこれを原作として「八月の狂詩曲(ラプソディー)」を作ったが、当人は不満だった。

1990年『白い山』で女流文学賞受賞。92年『真夜中の自転車』で平林たい子文学賞受賞。97年『蟹女』で紫式部文学賞を受賞。98年「望潮」で川端康成文学賞。98年『龍秘御天歌』で芸術選奨文部大臣賞受賞。

2010年『故郷のわが家』で野間文芸賞受賞。2013年『ゆうじょこう』で読売文学賞、2019年『飛族』で谷崎潤一郎賞、2020年『姉の島』で泉鏡花文学賞受賞。