杉井奈美子
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杉井 奈美子(すぎい なみこ)は、田宮龍一の漫画作品「その教科書があぶない」に主人公として登場する女子中学生。
概要[編集]
2005年、東京都杉並区では山田宏区長の下、「新しい歴史教科書をつくる会」の中学校歴史教科書が採択されようとしていた。田宮龍一の漫画作品「その教科書があぶない」は、政治団体「都政を革新する会」がこの動きに反対する街頭宣伝で配布したマンガビラである[1]。同会のホームページには、「その教科書があぶない」の他、杉井が主人公の漫画「私のおじいちゃん」、ヒトコマ漫画「「人間の鎖」に行こう」、「採択撤回へ」が掲載された。
杉井奈美子は、杉並区立A中学校2年B組の生徒。「つくる会」の教科書を使った歴史の授業のとき、日本はかつての戦争で良いこともしたとする教科書の記述に疑問を呈した。山田校長と大東亜戦争は侵略戦争であったのか、自衛のための戦争であったのか討論となり、「校長先生はやっぱり、ファシスト右翼なんですね。」「校長先生だって戦争を知らないくせに勝手に盛り上がってる右翼でしょ。」[2]と校長を2度も右翼呼ばわりする。校長と杉井が睨み合う中、メガネをかけた男子生徒が杉井の意見に賛同して、教室中の生徒から拍手喝采を浴びた。
山田校長には、入学式や卒業式の国歌斉唱のとき1人座っていた人物として認識されていた。第2話「私のおじいちゃん」では、小説も書ける町内会長の石原に問題児と呼ばれている[3]。
出典[編集]
外部リンク[編集]
- 都政を革新する会(アーカイブ)