月色のインベーダー
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『月色のインベーダー』(つきいろのインベーダー)は、山野藍による日本の漫画作品。
概要[編集]
『ウルトラジャンプ』2019年1月号(2018年12月19日発売)から2020年2月号まで連載された。
ストーリー[編集]
天文部の課題をしていた辰ヶ谷朔馬と水望月呼。朔馬は水望に告白しようとしたが、ゲリラ豪雨に襲われて海に落ちてしまう。そのときに水望は死にかけるもルナーが寄生したことで一命をとりとめる。ルナーが離れると水望の身体は死亡するということで、朔馬は当面の間はルナーが水望として過ごせるように協力することとなる。人格はルナーのものになっているため、地球の常識が通用しないルナーに色々と苦労する朔馬。希少種であるルナーを狙った宇宙人ハンターが襲ってきたりもする中、朔馬はルナーの面倒を見ていくのであった。
登場人物[編集]
主要人物[編集]
- 辰ヶ谷朔馬(たつがやさくま)
- 本作の主人公。天文部員。厄介ごとをいつも引き受けてしまう性格。
- 水望に告白しようとしていたが、水望が目の前でゲリラ豪雨で海に落ちてしまう。そのため、死にかけた水望の体が元に戻るまで寄生したルナーをフォローしていくこととなってしまう。当初はルナーに対して厄介思っていたものの、愛着は沸くようになっている。
- ルナー
- 本作のヒロイン。地球外生命体。あらゆる人物の脳に侵入できる寄生能力を持つ希少種で、宿主がやられないようにする治癒能力までそなえている。宇宙中のハンターから逃げて地球まで来たところ、海に落ちて死亡しかけていた水望に寄生した。
- 朔馬の力を借りて水望月として生活を送っている。しかし、地球外生命体ということもあって地球人の文化や社会性を理解できていない。そのため、水望の知識と情報は分かっているものの、常識はずれな行動をとってしまうことも多い。
- 髪は染めようとすると頭の触手のようなものが暴れる。肌にまとわりつく感触が苦手で、服を着るのは苦手。口から食べ物を摂取するというのも拒否感があったが、朔馬の努力もあって甘いものは好きになった。
- 朔馬に迫られたりすると赤面したりするが、これはルナーの気持ちなのか水望の気持ちなのかは不明。しかし、徐々に朔馬として好きになっていき、最後には地球を侵略しに来た母体から朔馬を守るために、母体に寄生して乗っ取る。そして、地球を離れて1年後に戻ってきた。
- 水望月呼(みなもちつきこ)
- 本作のヒロイン。天文部員。朔馬が恋している相手。
- 天文部の課題で朔馬と一緒にアップル・ムーンを見に行った時にゲリラ豪雨に襲われて海に落ちてしまう。その際に多大なダメージを追って死にかけたときにルナーに寄生されることで体は助かる。だが、ダメージを受けている脳はルナーが補っている状況のため、ルナーが体から離れれば死亡してしまう。現在のところルナーが寄生しているため、人格はなくなっている状態。また、寄生されている間の髪色も変化している。
- 日南(ひなみ)
- 朔馬の幼馴染の女子。メガネをしている。ネットでは色々と活動している。誰にでも人当たりのいい優等生だが、朔馬に対してはいたずらをすることが多い。だが、本人は朔馬ともっと自然に接したいと思っている。
- フェリスα星人と会ったことで宇宙人の存在を知る。
- 銭丸 京夏(ぜにまる きょうか)
- 水望の友人。女児向けアニメのコスプレをして生配信している。
- 赤針 咲鳥(あかばり さとり)
- ルナーを狙う宇宙人ハンター。地球にやってきたアンタレス第8星人の宇宙人の一人。地球人には武力では勝てないため、ルナーを狙うもいつも朔馬によって阻止されて失敗している。地球では赤針咲鳥という名前で色々な仕事を掛け持ちしながらお金を貯めて宇宙に戻ることを狙っている。
- フェリスα星人
- 地球のネコによく似た宇宙人。ルナーのことを探しており、日南に接触する。
用語一覧[編集]
- すばる市
- 本作の舞台。人口20万少々で山に囲まれて温泉街と大きめの教会がある地方都市。
単行本[編集]
ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ〈集英社〉より発売。単行本第1巻には筒井大志がコメントとイラストを寄せた[1]。全2巻。
巻数 | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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1 | 2019年7月24日(2019年7月19日発売) | ISBN 978-4-08-891328-5 |
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2 | 2020年3月24日(2020年3月19日発売) | ISBN 978-4-08-891481-7 |
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