晩餐会
晩餐会とは、宿泊施設を伴う施設において行われる食事会である。
概要[編集]
車で来ると酒が飲めない。「ホンネで話し合って、あとは寝る」ために「一緒に飯を食おう」というのが晩餐会なので、昼間っから行われても晩餐会である。宿泊施設がない場所では、「送り迎えが手配されている」のが出席の条件である。
コースの構成[編集]
まずは全員がテーブルについて、シャンパンなどが注がれて司会者の挨拶とか食前の祈りとかの一言があって乾杯の儀を行なう。
前菜[編集]
ここから食前になり、「食前酒」「前菜」(アペリティフ/アペタイザー)が出てくる。ちなみにスパゲッティやサラダは基本的には前菜である。日本食であれば「突出」である。「とりあえずビールと、枝豆とか柿ピー」にあたる。
メイン[編集]
ここからメインディッシュとなり、だいたい三品ある。日本だったらその後にシメの一品がある。
食後[編集]
デザートの後にコーヒーがあって、そのあとシガールームで歓談、というのがフルコースである。ただし密談もあるので、そこは個室(応接室と居室と寝室とが繋がっている「三室の続き部屋」(スーツ))で行う。
日本では戦国時代から「武家の作法」として仕込まれており、茶席などでのたしなみともされており、飲み会や結婚披露宴など現代においてもこの流れは一般的である。アメリカ人が日本人をコースディナーに招いてどうこう、というシチュエーションで緊張するのは、むしろ招いたアメリカ側である。
人間生活との関わり・利用[編集]
居酒屋に入ったら「とりあえずビール」で「突き出し」の枝豆や柿ピーが出て、メインディッシュと酒を注文すると「ご注文承りました」ということで「お通し」が出て、メインが来てシメのお茶漬、という流れは日本人の身体に定着している。で、終電(最終列車)の時刻とかも気にするあたりまで含めるとフツーにフォーマットとして定着しているので、「ワンルームの自宅でサシ呑みしてゴロ寝」とかいうのは晩餐会として完結している。