旧岩崎邸住宅
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旧岩崎邸住宅(きゅういわさきていじゅうたく)は、台東区池之端一丁目にある三菱の創設者岩崎家の本邸として1896年(明治29年)に竣工した木造住宅である。「岩崎久弥茅町本邸」とも言われた。
洋館と和館は渡り廊下で結ばれている。洋館・和館・撞球室が現存している。洋館の中央階段は空間的な工夫がみられる堂々とした作りである。洋館南面のベランダはコロニアル様式となっている。洋館の地下室と撞球室は地下通路で結ばれている[1]。見学には入園料が必要である。定時ガイドがあり、約1時間の案内と説明がある。
江戸時代に越後高田藩、明治初期は舞鶴藩の大名屋敷であったため、大名庭園の形式を踏襲した庭石、灯籠、築山などが設置され、和洋の混在する近代庭園が前面にある。 1945年(昭和20年)にGHQが接収したため、貴重な壁紙をペンキで塗られてしまった。2003年に金唐革紙等を復元した[2]。
概要[編集]
- 名称:旧岩崎邸住宅 洋館・和館(大広間)・撞球室
- 所在地:〒110-0008 東京都台東区池之端1-3-45
- 交通:東京メトロ千代田線「湯島」(C13)下車 徒歩3分、東京メトロ銀座線「上野広小路」(G15)下車 徒歩10分
- 設計:ジョサイア・コンドル(洋館・撞球室) 、伝大河喜十郎(和館)
- 竣工年:1896年(明治29年)
- 指定:重要文化財(国指定)
- 重文指定年月日:1961年12月28日
- 入園料
- 一般 400円
- 65歳以上 200円 (小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
- 【定時ガイド】毎日(ただし5月4日、8月1日~31日、10月1日は休み):午前11時と午後2時(約60分)