日蓮聖人註画讃

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日蓮聖人註画讃(にちれんしょうにんちゅうがさん)は、日蓮の伝記を描いた絵巻。全5巻。日澄(1441年‐1510年)撰。略して註画讃ともいう。

鎌倉時代以降は高僧の伝記絵巻が多数制作された。15世紀になって日蓮の伝絵はようやくその制作をみた。日澄は詞書にあたる註画讃を起稿したが、絵師や正確な制作年代は原本が伝来しないため未詳である。現存本では、天文5年(1536年)福井県長源寺で勧発師安立院権大僧都日政、画工窪田統泰により土佐派風に漢画の手法を交えた京都本圀寺本が最古で、これを模写したと考えられるもの5件が確認されている。