日本政府の当初予算案(にほんせいふのとうしょよさんあん)とは、日本政府が前年12月にまとめる翌年度の予算案である。
日本の各省庁が例年8月に提出する概算要求を基本にして、査定で経費を削って政府が12月にまとめる翌年度の予算案である。通常は12月下旬に閣議決定し、国会審議を経て年度当初の4月から使い始める。近年は年金や医療など高齢化で膨らむ社会保障費を優先し、公共事業など他の経費の伸びは厳しく抑えている。しかし景気対策などの歳出を上積みするため、年度途中に補正予算を組むことが多く、当初予算だけで財政の姿を把握しきれない一面も有している。