日本原燃再処理工場(にほんげんねんさいしょりこうじょう)とは、原発の使用済み核燃料を化学処理、つまり再処理し、燃料として使えるプルトニウムなどを取り出す施設である。
燃料を繰り返し使う核燃料サイクル政策の中核で、再処理で発生する高レベル放射性廃棄物の一時貯蔵や廃止費用などを含めて、総事業費は13兆9400億円と試算されている。プルトニウムの利用先は本命とされた高速増殖炉の開発が停滞し、普通の原発(軽水炉)で燃やすプルサーマルも2020年現在は4基に留まっている。日本は既にプルトニウムを大量に保有しているが、核兵器の材料ともなるため、国際社会から懸念されている。
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