日吉茶園(ひよしちゃえん)は、滋賀県大津市坂本の伝教大師最澄ゆかりの茶園。
平安時代の延暦24年(805年)に、伝教大師最澄が唐時代の支那より茶の種を持ち帰って比叡山麓に蒔き、日本への茶樹伝来の起源とされる。参道近くにこの茶園があり、その脇には日吉茶園の碑が建てられている。碑は、最澄が日本へ茶を初めて伝えたことを顕彰するもの。毎年5月には茶摘祭や献茶が行われる。日本後記には815年旧暦4月15日唐崎行幸の途中、嵯峨天皇が梵釈寺(大津市滋賀里)を過ぎた所で、永忠から煎じて献上したことが記述されている。