捻じ曲げファクター
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『捻じ曲げファクター』(ねじまげファクター)は、守月史貴による日本の漫画作品。
概要[編集]
『ヤングアニマルあいらんど』をリニューアルしたヤングアニマル増刊『ヤングアニマルイノセント』No.1(2014年5月2日号)に掲載。『ヤングアニマル』の増刊号『ヤングアニマル嵐』2014年No.11から2015年No.2まで連載された。Extra Errorとして『ヤングアニマル嵐』2015年No.5にも掲載(単行本に収録されている)された。
第二部として、2015年No.24から再び連載している[1]。
当初の想定よりも売れたらしく、単行本第一巻は緊急重版もしている[2]。
ストーリー[編集]
鴨川紗知は、2年前に幼馴染の小山内流夏が偶発性恋愛因子疾患に発症したことで自分の痴態を見られる日々が始まってしまう。しかし、実は発症していたのは紗知の方で…。
登場人物[編集]
- 鴨川 紗知(かもがわ さち)
- 本作の主人公。中学に上がってから幼馴染の流夏とは疎遠になっていたが、2年前に流夏が偶発性恋愛因子疾患に発症してからは一緒にいる機会が増えて、流夏相手にトイレに入っているところや自分の裸を目撃されることが増えてしまう。だが、実際に偶発性恋愛因子疾患に発症していたのは自分だと知ってしまい、流夏を巻き込みたくないと離れようとしたが、流夏の言葉を受けて一緒にいることを決める。
- 偶発性恋愛因子疾患に自分が発症していることを知ってから、徐々に流夏との距離が縮まっていく。流夏のことは「小山内」と呼んでいたが、プールでの一件から「流夏」と呼ぶようになる。
- 偶発性恋愛因子疾患によって、流夏とエッチなことができないことを気にしている。また、周囲にも偶発性恋愛因子疾患の影響が及ぶようになっていたことから、家に押し掛けてきた凜についていくことにした。
- 小山内 流夏(おさない るか)
- 本作のもう一人の主人公。紗知とは家が隣同士の幼馴染。小学校のころは紗知のことを「シャチ」、紗知からは「イルカ」と呼ばれていた。
- 紗知のことを心から大切に思っており、紗知のことを全力で守ろうとしている。
- 巻菱 馨(まきびし かおる)
- 紗知や流夏たちの学校に保健医として潜り込んでいる。運命因子理論研究の第一人者。
- 運命因子異常を「特異」として価値を探る開発推進派の計画には乗り気だったが、紗知や流夏に情が移っており、運命因子異常を危険視する保守派に協力する。
- 九重 百花(ここのえ ももか)
- 紗知たちのクラスに転入してきた女子。紗知とは違う運命体質の持ち主であり、「無差別同時併発型女主人公体質(マルチルートヒロイン)」という運命因子異常を持つ。流夏相手に岳運命因子異常を発生させる紗知とは違って、無差別に男を魅了して操ることができる。
- 病気で周囲に影響を与えるため、人の気持ちというものを信じることができずにいた。紗知とエラー(病気)の強さを賭けて強制的に勝負するも負けてしまう。その一件で紗知のことを「紗知お姉さま」として慕うようになった。紗知の運命因子異常に勝てば唯一の治療法を教えてくれるといわれて、運命因子異常を「特異」として価値を探る開発推進派の命令で動いていたが、紗知に協力するようになる。
- マチ姉
- 紗知の姉。紗知のことを「シャチ」と呼んでいる。
- 灰子 凜(はいね りん)
- 巻菱が紗知と流夏をくっつけようとしていることに反発。紗知に犬をけしかけて巻菱にお仕置きを受ける。紗知の発作が一般人を巻き込む可能性もあるとして、独断で紗知を隔離しようとしている。紗知たちの学校に転入して、紗知が流夏に幻滅するように仕組もうとしたが、失敗。流夏に股間を押しつける結果となってしまい、お嫁に行けないと赤面している。そして、紗知の家に押し掛けて紗知を強引にでも連れて行くことにした。
- 幼いころから優秀で年上の男に囲まれていたが、男と女のエッチをしている姿を見てから男嫌いとなる。
用語一覧[編集]
- 偶発性恋愛因子疾患(ぐうはつせいラブコメしっかん)
- 望まなくても異性の前で様々なハプニングに見舞われてお色気展開になってしまうラッキースケベな病気。「運命因子異常(ファクターエラー)」の一種とされている。ある特定の結果に向かって、あらゆる事象を捻じ曲げて収束させる力が働くため、接触を絶っても無駄。当人に負荷がかかって暴走すると、怪我につながることもある危険な面もある。
単行本[編集]
タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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捻じ曲げファクター | 2015年5月5日(2015年4月28日発売) | ISBN 978-4-592-14049-8 |
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捻じ曲げファクター2 | 2016年7月5日(2016年6月29日発売) | ISBN 978-4-592-14095-5 |
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