技術士環境部門

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技術士 環境部門(ぎじゅつし かんきょうぶもん)は、技術士国家資格のうちの1つ。文部科学省管轄。

この資格を得るには、まず認定された教育機関を修了するか、技術士一次試験を受験して合格し(部門は何でも良い)、修習技術者となる必要がある(技術士補登録を行う必要はない)。 その後、実務経験を4年(もしくは7年、ただし大学院修了者は2年間短縮される)を行った後で技術士2次試験を環境部門で受験し、合格して、技術士 環境部門の登録を行う。

国家試験は年1回実施される(実施は日本技術士会)。

試験科目[編集]

一次試験[編集]

基礎科目

詳細は「技術士国家試験」を参照

適性科目

詳細は「技術士国家試験」を参照

共通科目

詳細は「技術士国家試験」を参照

専門科目
  1. 環境 - 大気土壌等の環境の保全地球環境の保全、廃棄物等の物質循環の管理、環境の状況の測定分析及び監視、自然生態系及び風景の保全、自然環境の再生・修復及び自然とのふれあい推進

二次試験[編集]

筆記試験
  • 必須科目
  1. 環境一般
  • 選択科目
  1. 環境保全計画:環境の現状の解析及び将来変化の予測並びにこれらの評価、環境情報の収集、整理、分析及び表示その他の環境保全に係る計画に関する事項(専ら一の技術部門に関するものを除く。)
  2. 環境測定:環境測定計画、環境測定分析、環境監視並びに測定値の解析及び評価に関する事項
  3. 自然環境保全:生態系及び風景並びにこれらを構成する野生動植物、地形その他の自然の保護、再生及び修復並びに自然教育及び自然に親しむ利用に関する事項(専ら一の技術部門に関するものを除く。)
  4. 環境影響評価:事業の実施が環境に及ぼす影響の調査、予測及び評価並びに環境保全の措置の検討及び評価に関する事項(専ら一の技術部門に関するものを除く。)
口述試験

詳細は「技術士国家試験」を参照

環境部門の技術士の配置が求められる業務[編集]

  • 土壌汚染指定調査機関における環境保全計画又は環境測定

業務上の特典[編集]

  • 技術アドバイザー(中小企業の技術向上のための技術指導者)
  • 原子炉等規制法に基づく廃棄確認員(一定の実務経験を有する者)

関連項目[編集]