憑依
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憑依(ひょうい)はキツネや死霊などの霊が乗り移ったことをいう。狐憑き、霊がつく、邪気がつくなどとも表現される。
悪魔祓い[編集]
アフリカ・ベナン共和国南部の教会の悪魔祓いでは、妖術師が妖術と卜占で判じられる。事例では、再婚した夫が病気がちになり、相談したところ、教会では聖職者が悪魔祓いを行った。聖職者は祈り始めると憑依になり、倒れて暴れる。聖職者の体を借りて、二番目の妻の母親となり、語りだす。これらの言葉を携帯電話で録音を行った。相談者である妻の霊が夫との仲をいかに邪魔してきたかを2時間にわたり詳細に語った。相談者に語った霊の告白により治療が行われた[1]。
日本霊異記[編集]
日本霊異記には憑依の事例が多数報告されている。日本の上代には「神かかり」の用語で、憑依が語られている。『日本書紀』に記された憑依のほとんどは「とり憑く」と表現されている[2]。