恋と嘘

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恋と嘘』(こいとうそ)は、ムサヲによる日本漫画作品

概要[編集]

マンガボックス』2014年第36号より連載。単行本発売前の2014年12月末時点で総閲読者数が300万人を超えて「マンガボックス」で最も閲覧された作品となり、2014年12月の「次にくるマンガ大賞」で『本にして欲しいWEB漫画部門』3位を受賞している[1]

2017年2月18日、テレビアニメ化が発表[2]。2017年7月から9月までテレビアニメが全12話、放送された。

ストーリー[編集]

政府通知によって結婚相手が決められる世界。根島由佳吏は、高崎美咲と両想いになるが、政府通知で結婚相手として真田莉々奈を指名される。それでも、美咲のことが気になる由佳吏だったが、莉々奈も由佳吏の気持ちを応援するというようになる。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

根島 由佳吏(ねじま ゆかり)
声 - 逢坂良太嶋村侑(幼少)
本作の主人公。通称「ネジ」。物語開始当時は15歳で1話で16歳となる。古墳が大好き。
美咲に小学5年生のころに消しゴムを半分にして渡した時に「ありがと」と言われたのが忘れられない思いでとなっていて、好意を抱いている。そのため、16歳となる前日に政府通知が来る前にと美咲を呼びだして告白しようとする。そして、告白したところで美咲も消しゴムのことを覚えていて好きだと言ってくれるのだった。そして、お互いにキスしたところで政府通知が来る。その後、政府通知でメールに美咲の名前が出てくるもすぐに消えて、別の相手の名前が表示された後に真田莉々奈の名前が表示されるのだった。そして、美咲にこのことは二人だけの思い出にしようと言われる。
莉々奈との初めての顔合わせの日に、美咲のことばかりを考えて上の空になってしまったために莉々奈を怒らせてしまう。そして、莉々奈の覚悟も考えていなかったと反省して謝罪。そして、美咲とのことについて話すことになり、莉々奈が美咲の気持ちを探るのに協力してくれることになるのだった。
高崎 美咲(たかさき みさき)
声 - 花澤香菜
男子に人気の高い女の子。
根島由佳吏が想いを寄せている。美咲も由佳吏に想いをよせていて由佳吏に告白された後、由佳吏にもらった消しゴムを出して好きだという。そして、由佳吏とキスをするのだった。その後、由佳吏に政府通知がやってきて結婚相手が莉々奈と指定されると、本当は私の気持ちを一生言うつもりはなかったと「思い出にしよう」と由佳吏を諦めようとする。
莉々奈と由佳吏が歩いているところに出会い、莉々奈のことを知る。そして、莉々奈の部屋に由佳吏を含めて三人で集まる。そして、莉々奈に由佳吏とキスをするように言われてキスをする。そして、莉々奈にキスを見てどう思ったのかを聞いて、由佳吏を好きになってくれるようにお願いする。
真田 莉々奈(さなだ りりな)
声 - 牧野由依
政府通知で根島由佳吏の結婚相手とされた女性。美咲に負けず劣らずの容姿。江戸時代から続く料亭旅館の娘。女子校の理城学院(りじょうがくいん)に通っており、首席。昔は病気で中学1年の二学期までちゃんと学校に行っていなかった。
とりつくろわずにはっきりと言ってしまう正確な為、他の女子とは馴染めずに学校ではサナダムシと呼ばれている。だが、由佳吏にははっきりという性格を肯定されている。
政府通知で決まってから由佳吏と初めての顔合わせの日、由佳吏が美咲のことで頭がいっぱいで上の空になっていたために怒って部屋を出て行く。その後、由佳吏の謝罪を受けて、美咲の話を聞いて、美咲の気持ちを探るのに協力することにした。
由佳吏と歩いていたときに美咲と会い、由佳吏についてどう思っているのかを聞く。その後、話がはずんで美咲と初めての友達となる。美咲からは「莉々ちゃん」と呼ばれる。
仁坂 悠介(にさか ゆうすけ)
声 - 立花慎之介
根島由佳吏の友人。理不尽に絡まれていたときに、見ていた由佳吏が警察を呼んだ事件で仲良くなる。

厚生労働省[編集]

一条 花月(いちじょう かげつ)
声 - 黒沢ともよ
根島由佳吏に政府通知のことを伝えに来た。
矢嶋 基(やじま もとい)
声 - 谷山紀章
根島由佳吏に政府通知のことを伝えに来た。

その他[編集]

竹田大樹(たけだ)
声 - 安達勇人
根島由佳吏のクラスメイトの男子。
五十嵐 柊(いがらし しゅう)
声 - 喜多村英梨
加藤 絢乃
声 - 高槻かなこ
美咲の友人。
相生 怜奈
声 - 前田玲奈
美咲の友人。
柴田 渉
声 - 川原慶久
ネジの友人。
伊勢崎 健太
声 - 浜添伸也
ネジの友人。
根島 雄二
声 - 檜山修之
ネジの父。
根島 智里
声 - 木村亜希子
ネジの母。
根島 きずな
声 - 本渡楓
ネジの妹。
真田 ユルゲン悦郎
声 - 黒田崇矢
莉々奈の父。
真田 楓
声 - 皆口裕子
莉々奈の母。
与田先生
声 - 黒田崇矢
由佳吏のクラス担任。
菅原
声 - 小澤亜李
大越
声 - 本渡楓
吉木 遥
声 - 南里侑香
竹田の政府通知の相手。
仁坂騎士
声 - 石田彰
悠介の父親。
仁坂 遥一
声 - 遊佐浩二
仁坂の兄。
美作 有紗
声 - 嶋村侑
莉々菜の友人。
佐伯明日香
声 - 田澤茉純
文化祭の演劇で衣装を担当。
土居 涼香
声 - 前田玲奈
美咲の中学時代の友人。
小柳 実奈(こやなぎ みな)
声 - 本渡楓
由佳吏や美咲の中学時代の同級生。美化委員でドジッたことで目をつけられたことから由佳吏が苦手にしている。
宮前
声 - 小澤亜李
本庄
声 - 本渡楓
西野
声 - バトリ勝悟
木崎
声 - 古賀葵
長谷川
声 - 川原慶久
遠藤
声 - 浜添伸也
吉野
声 - 奥谷楓
伊藤
声 - 時永洋
仁坂遥一の婚姻を担当した厚労省の役人。
警察官
声 - 黒田崇矢
アニメ第1話登場。
女将
声 - くじら
アニメ第2話登場。
女子生徒A、B
声 - 前田玲奈本渡楓
アニメ第2話登場。
男子高校生
声 - 宮下栄治
アニメ第3話登場。
研修医
声 - 福島潤
アニメ第4話登場。
男子生徒
声 - 大島健太郎
アニメ第5話登場。
女子生徒
声 - 安齋由香里
アニメ第5話登場。
保健の先生
声 - くじら
アニメ第7話登場。
お天気お姉さん
声 - 前田玲奈
アニメ第7話登場。
庄司
声 - 眞鍋昌照
アニメ第7話登場。
女子生徒
声 - 安齋由香里
アニメ第7話登場。
アナウンス
声 - 黒沢ともよ
アニメ第9話登場。
男子
声 - 小松昌平
アニメ第10話登場。
女子
声 - 前田佳織里
アニメ第10話登場。
カメラマン
声 - 眞鍋昌照
アニメ第11話・第12話登場。
着付け師
声 - 前田玲奈
アニメ第12話登場。
広報
声 - 本渡楓
アニメ第12話登場。

用語一覧[編集]

超・少子化対策基本法(ちょう・しょうしかたいさくきほんほう)
通称「ゆかり法」。国が国民の遺伝子情報を分析・把握して結婚相手を決める法律。夫婦として選ばれた満16歳の男女を将来の結婚相手として相手が通知される仕組みで、政府通知が来ると恋愛禁止となって国が決めた相手と結婚することになる。

単行本[編集]

講談社コミックス講談社)より発行。

巻数 初版発行日 ISBN 備考 サブタイトル
1 2015年1月9日(2015年1月9日発売) ISBN 978-4-06-395284-1
  • 第1話 初恋
  • 第2話 小さな嘘
  • 第3話 恋の話
  • 第4話 嘘の口づけ
  • 第4.5話 友達の恋(特別描き下ろし)

テレビアニメ[編集]

ナレーションは喜多村英梨

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 エンドカード 作画監督補佐
第1話 初恋 高橋ナツコ 宅野誠起 宅野誠起 石原裕子、浦島美紀 伊藤依織子山下和美 冨谷美香
第2話 小さな嘘 池田臨太郎 阿部桃子 山内愛弥 二宮奈那子、上野卓志、梶原紳一郎 伊藤依織子、小倉典子 押見修造 山田勝
第3話 見落とされた恋 綾奈ゆにこ 太田里香 小平麻紀 高田奈央子、芳我恵理子
太田里香、星ノ郷ごはん
伊藤依織子
林志保
伊藤依織子 池田志乃
高瀬さやか
第4話 恋の科学 高橋ナツコ 井出安軌 外山草 松岡謙治、成松義人
牛尾優衣、田中彩
伊藤依織子
吉田南
紗久楽さわ
第5話 命がけの恋 高橋ナツコ 山田雅之 山田雅之 石崎裕子、浦島美紀
冨谷美香
伊藤依織子
小倉典子
鈴木央 西脇拓己、増田俊介
藤原麻記子
第6話 恋を強いる檻 池田臨太郎 臼井文明 三浦和也 亀山千夏、能海知佳 伊藤依織子
林志保
白浜鴎
第7話 無言の嘘 綾奈ゆにこ 小平麻紀 小平麻紀 田中彩 伊藤依織子
吉田南
若林稔弥 岸寛毅、倉持佑太
増田俊介、西脇拓己
第8話 嘘のない想い 綾奈ゆにこ 渡邊哲哉 外山草
高田美里
星野玲香、牛尾優衣
冨谷美香、石崎裕子
浦島美紀
伊藤依織子
松岡謙治
上倉エク
第9話 嘘みたいな煌めきで 池田臨太郎 伊東優一 伊東優一 高田奈央子、芳我恵理子
太田里香、坂本一也
伊藤依織子
林志保
ヒロユキ 増田俊介、西脇拓己
第10話 すべてを捧げる恋 池田臨太郎 山下英美 山下英美 浦島美紀、冨谷美香
比久保弘之、宮本幸子
伊藤依織子
吉田南
大今良時 石崎裕子、田中彩
第11話 嘘でもいいから 高橋ナツコ 井出安軌 大塚隆寛 橋本航平、樋口香住
長尾圭悟、萩原みちる
伊藤依織子
林志保
中村佑介
第12話 恋と嘘 高橋ナツコ 井出安軌 臼井文明 伊藤依織子
松岡謙治
ムサヲ 冨谷美香、西脇拓己

その他[編集]

  • 将棋棋士の井手隼平は、羽生善治に中村太地が挑戦する王座戦五番勝負第1局解説の「棋士の一日」を振り返るコーナーで、アニメ好きを披露しておすすめ作品として『恋と嘘』をあげている[3]

脚注[編集]

外部リンク[編集]