恋する水族マン

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恋する水族マン』(こいするすいぞくまん、Welcome to a HAPPY AQUARIUM!)は、我孫子祐による日本漫画作品

概要[編集]

週刊少年マガジン』2016年第34号[1]から第53号まで連載された漫画作品。

ストーリー[編集]

星々崎水族館で働いている新人飼育員千代森碧。アザラシの世話をしているが、懐かれずにいた。葵は教育係でアザラシバカの山懸源太にも振り回されるが、そんな源太に恋しているのであった。

登場人物[編集]

アザラシ班[編集]

千代森 碧(ちよもり あおい)
本作の主人公。星々崎水族館の新人飼育員でアザラシ担当。アザラシには懐かれないでいる。
源太に恋しているが、本人にはまったく気づかれていない。源太に恋している自分をバカだと思いつつも、ちょっとした仕草でも可愛いと思ってしまう源太に恋し続けている。源太との混浴を妄想して、同期に痴女と突っ込まれたりもしている。
山懸 源太(やまがた げんた)
碧の先輩のアザラシ班。碧の教育係。ガッチリした体格をしており、頭はアフロヘア。アザラシが大好きでアザラシからも懐かれていている。アザラシと行動を共にしており、アザラシになりたいと思う程のアザラシバカ。アザラシと一緒に寝ることも多く、碧に仕事してくださいと怒られることも多い。
千鳥に恋していて、イルカショーを見に行っている。しかし、千鳥にはまったく意識されておらず、どうやって仲良くなろうかと日々考えている。恋には奥手で、自分からは千鳥に話しかけられずにいる。
自分の血をみるのが苦手なのか、ちょっとした切り傷でも倒れてしまったりしている。
小学6年生の時にはすでに身長185cmを超える巨体だった。無表情で無口だったこともあって、周囲から怖がられて放課後に一人で海岸で遊んでいた。そんなときにアザラシのゴマルチョフと会ったことがきっかけで飼育員を目指すようになった。

アザラシ[編集]

ゴマオ
一番元気なヤンチャ坊主。
ゴマミ
一番なつかないプライド高い女の子。源太に種族を超えた恋をしている。源太が千鳥に恋していると知ってやつれ気味になったこともある。
ゴマタ
常に一定の距離をとる臆病者。当初はボールのパフォーマンスが全くできなかったが、水中でのボールパフォーマンスをできるようになる。ゴマコのことが好きでアピールするも中々うまくいかずにいる。それでも諦めず、ゴマコとうまくいった。
ゴマコ
おっとりしているいちばん優しい子。怒らすと一番怖く、ゴマタに何度もアピールされて拒否してふっ飛ばしたりもしている。後にゴマタとの間に子供を生んでいる。
ゴマルチョフ
源太がアザラシの飼育員になったきっかけのアザラシ。小学6年生だった源太が毎日のように遊んでいたアザラシ。ある日、けがを負ったときに源太が近くの水族館に運んで傷が回復。元の生息地である北海道に返されて野生となった。

その他[編集]

下小鶴 千鳥(しもこづる ちどり)
イルカ班の女性。源太は同期入社。スタッフや客すべてに愛される存在であり、スター性がある。イルカも千鳥の言うことをよく聞いている。
三波 足子(みなみ たりこ)
獣医の女性。源太は、「言葉の9割が嘘だが腕のたつ信頼のできる獣医」としている。下ネタ好きで嘘をよく言うため、碧は振り回されることが多い。
堂安(どうあん)
ペンギン班の女性。アザラシ班にライバル意識を燃やす。
渚 浩一郎(なぎさ こういちろう)
ラッコ班の男性。館長の息子という立場を利用して、ラッコに高級食材を与えている。源太とは同期入社。千鳥に恋愛感情を抱いている。
浜野 結衣(はまの ゆい)
イルカ班の女性。碧と同期の新人。常識人で碧や凜子にツッコミを入れている。
吉崎 凜子(よしざき りんこ)
ペンギン班の女性。碧と同期の新人。恋のいさかいが好きで、碧とゴマミが源太の隣を争っているのを見てワクワクしたりもしている。
尾根川 環(おねがわ たまき)
経理の女性。眼鏡をかけている。冷たく厳しい逆らうとクビになるという噂から、流氷の悪魔「クビオネ」と呼ばれている。アザラシ班の仕事ぶりが悪いと、海獣チームを一週間「ししゃも一尾」だけにしている。ドS。
ラッキーくん
星々崎水族館のラッコのマスコットキャラ。脇に収納したポケットから飴を取り出して子供に配る。

用語一覧[編集]

星々崎水族館(ほしがさきそいぞくかん)
本作の舞台。碧たちが働いている。飼育員にはそれぞれ担当する生き物がいてそれぞれ班分けされている。それぞれの班は自分のところの班が一番かわいいと対立している。

単行本[編集]

講談社コミックス講談社)より発売。

タイトル 初版発行日 ISBN 備考 サブタイトル
恋する水族マン 2017年1月17日(2017年1月17日発売) ISBN 978-4-06-395843-0
  • 第1話◎アザラシバカ
  • 第2話◎ゴマミと私と千鳥さん
  • 第3話◎がんばれゴマタ
  • 第4話◎弱点だらけ
  • 第5話◎アザラシ班が嫌い
  • 第6話◎ネゾウモウソウ
  • 第7話◎恋はゴマフ模様
  • 第8話◎永遠なるゴマルチョフ
  • 第9話◎かわいい流血事件
  • 第10話◎イルカの惑星
  • 第11話◎45分で任務完了
  • 第12話◎ほめ言葉は魔法の言葉
  • 第13話◎安心と信頼の獣医
  • 特別編◎笑わせたい
  • 第14話◎夜風を浴びながら
  • 第15話◎ポジション争いに勝つ方法
  • 第16話◎毎日がデート
  • 第17話◎Sポイントが貯まるキャンペーン始まる!
  • 第18話◎アザラシのように
  • 第19話◎こんにちは、赤ちゃん(前編)
  • 第20話◎こんにちは、赤ちゃん(後編)
  • 第21話◎幸せのかたまり
  • 最終話◎アザラシと同じくらい

脚注[編集]

外部リンク[編集]