御褥辞退(おしとねじたい)とは、江戸城大奥における慣習の1つである。征夷大将軍の寵愛を受けた側室が年齢を重ねるに従って美しい容姿が衰え、さらに当時の高齢出産は母胎、胎児にとって命取りに繋がるため、側室はだいたい30歳前後になると同衾を辞退することになる。ただし、側室でも高齢出産の例が無いわけではなく、寵愛を受けている側室であるならその後も許される場合もあった。