広島市役所旧庁舎資料展示室
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広島市役所旧庁舎資料展示室(ひろしましやくしょきゅうちょうしゃしりょうてんじしつ)は、広島県広島市中区国泰寺町の広島市役所に残された被爆建築。現在は資料館として利用されている。
1928年(昭和3年)に、広島市役所が中島新町から現在の場所に移転し、地下1階地上4階建てのヨーロッパ近代様式建築の庁舎が完成した。昭和20年の広島原爆では爆心地から1キロメートルで被爆し、猛火の延焼で焼失した。戦後も補修され利用されたが、新庁舎建設にあたり被災の痕跡が残る正面玄関の石段や敷石などを部分的に保存して、被災当時に配給課倉庫として使用されていた地下室は、被爆の実相を後世に伝える、被災の記録に関する資料等の展示室として改修し保存されている。