巴マミ

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巴マミ
ともえ マミ
登場作品 魔法少女まどか☆マギカ
声優 水橋かおり
性別 女性
学年 中学3年
武器 リボンマスケット銃
キャラクターデザイン 蒼樹うめ(原案)、岸田隆宏

巴マミ(ともえ マミ)とは、シャフト制作のアニメ・漫画『魔法少女まどか☆マギカ』に登場するキャラクターである。

概要[編集]

見滝原中学校に通う中学3年生で、キュゥべえと契約した魔法少女。学年でも魔法少女としてもどのメインキャラクターよりも年長者で先輩であり、その性格と立ち振る舞いからみんなの頼れるお姉さん的存在である。

好物は紅茶で、戦闘での勝利後にティーカップで紅茶を飲むという演出を行うほど。

見滝原市内にあるマンションに1人で暮らし生活している。両親は既に他界しており、親戚は資金援助しかしてこない。かつて両親と車でお出かけしていた際に交通事故に巻き込まれ、瀕死の重傷を負った際にキュゥべえが現れ、「命を助けて」という願いによって魔法少女となり生還を果たした。しかし、両親はそのまま死去し、マミは自分だけが助かったという罪悪感を感じながら、誰にも知られず秘密を明かせる存在も得られず、1人孤独に魔法少女としての命がけの戦いを繰り広げていた。

外見[編集]

髪と瞳の色は黄色。髪型は縦ロールと言われる髪を螺旋状に巻き上げたツインテール。髪留めは花型の黄色いアクセサリーで、マミの歳相応のかわいらしさが見て取れる。髪を下すと腰辺りまでの長さの、若干ウェーブの掛かったロングヘアーになる。

見滝原中学校制服着用時は黒色のタイツを穿いている。靴は他のメインキャラクターと違い、マミのみは白色のヒールを履いている。企画段階では白色のタイツと赤いヒールだったが、途中でより大人びたカラーに変更された。

私服時はミニスカートにニーソックスのかわいいモノやお嬢様風のフワフワした服装など、多種多様な服を着ている。反逆の物語で登場したバックはシンプルだがリボンの付いたオシャレな感じ。

魔法少女時の服装[編集]

中世ヨーロッパの銃兵士をモチーフとした、クラシックな外見をしている。袖が引き締まった半袖のブラウスと裾が広がったフレアスカートに、お腹はコルセットを巻いている。頭にはベレー帽を載せている。例え逆さまになってもベレー帽は落ちないし、スカートは捲れない。腕は途中から覆われており、手を半分覆うほど長い。また、黒色の手袋を付けている。 ソウルジェムの色は黄色。魔法少女時は髪留めよりも大きい花型の髪飾りとして、頭部右側に位置している。

その他[編集]

中学生とは思えないくらいの大きな胸をしており、グラマラスでナイスバディな体型。魔法少女時の服装が胸をことさら強調する衣装なのもあるが、特に版権イラストでナイスバディなキャラクターを強調して描かれている。ファンの間でも巨乳キャラとして定着し、劇場版である新訳版や反逆の物語ではTVアニメ時よりも明らかに胸が巨大化し、胸を強調するシーンが多く含まれている。特に反逆の物語・パチンコでは風呂上りのバスタオル1枚を巻いた姿のマミが登場している

メインキャラクター全員が魔法少女としてマミの指導を経験しており、なにかしらの影響を与えている。3話の衝撃からか商品展開でも恵まれており、フィギュア・版権イラスト・その他商品が多く、マミ主役のスピンオフ漫画も存在している。TVアニメでは3話目で早々に退場しているため、アニメ終了後にマミの内面を補完する作品が多く出ており、マミをどれだけ知っているかで本作品の理解度も示されるようになっている。故に2次関連と本編をごちゃまぜに思っているとファンから厳しく糾弾される事になる。 現在もファンが非常に多く、2011年度アニメ最萌トーナメントでは優勝という輝かしい結果を残した(準優勝は杏子)。そして、ファンからの愛されの結果が「叛逆の物語」での無双・ファンサービスに繋がったと言っても過言ではない。

性格[編集]

やさしく、穏やかな性格。面倒見が非常に良く、まどか達魔法少女の相談相手になったり、自宅に招いてお茶会を開いている。その一方で魔法少女に関しては厳しく、その重大さや責任の重さをよく自覚しており、魔法少女になる際の願いはしっかりと考えて決めてほしいと思っている。他者にもその重さを教えており、願いを思い人のために使おうとしていたさやかには、優しくも厳しい口調で諭していた。10話では契約直後のほむらを鍛えていた。指導方法はスパルタらしい。

街や一般人を魔女と使い魔の脅威から守るという信念を持ち、そのため魔女だけでなく、倒してもグリーフシードを出さない使い魔も積極的に倒している。魔法少女でそのような信念を持つ者は珍しいという。また、魔法少女の力を強化するための努力も怠らず、マスケット銃錬成や回復魔法など、その努力で様々な魔法を身に付けている。
ゲーム版ではその信念に至る事件が語られており、魔法少女になった直後にある魔女と戦い敗北。結果、魔女の結界に取り込まれた男の子を救えなかった。それ以後、人々を守るという使命を持ち、そのために日夜努力し続けるようになった。

まどか達後輩の前では大人の物腰と優雅さ・戦闘でのカッコよさを備えた頼れるお姉さんとして頑張っていたが、それは無理して演じたモノであり、実際は歳相応の少女らしい精神的な弱さを抱えていた。戦いに対する恐怖や不安・家族や魔法少女の秘密を打ち明けられる親しい人物のいない孤独と寂しさ・責任へのプレッシャーを抱え戦っていた。そのため、内心では魔法少女として一緒に戦ってくれるパートナーを欲していた。まどかが一緒に居てくれると言ってくれた際や、ドラマCDで杏子が自分と袖を別った際には思わず涙を流している。

スピンオフ漫画でも作者ごとに様々なキャラ解釈がされていて、「The_different_story」では杏子から「調子に乗っている時は大抵ツメが甘い」と言われている。また、スピンオフ漫画「魔法少女おりこ☆マギカ」では千歳ゆまにスカートめくりされて本気で泣いてしまった。

必殺技には名前を付けるタイプのようで、アニメ・ゲーム・漫画にて披露された技には全て技名が付けられている(ドラマCDではそれを杏子にからかわれることも)。当初はメインキャラクター中で唯一技に名前を付けているキャラだったが、それは本作が通常の魔法少女アニメだと思わせるミスリードである。現在はPSPゲームにおいて、まどか・さやか・杏子の技に名前が付けられており、技名が無いのは現代兵器を使っているために必殺技らしいモノが無いほむらのみとなった。

マミが技名を付ける理由は、小さな頃に憧れていたアニメのように技名を宣言する事で勇気を奮い立たせ弱い自分に打ち勝つ、ためという。また、杏子の分身技に「ロッソ・ファンタズマ」という名前を付けたのもマミである。

なお、反逆の物語序盤での戦隊名「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット」の名付け親有力候補だが、実際に誰が名付けたのかは不明。

戦闘能力[編集]

多数のマスケット銃を繰り出しての銃撃戦を最も得意としている。マスケット銃はリボンを筒状に巻き上げて錬成されたモノであり、マスケット銃以上の仕組みの火器だと仕組みが複雑すぎて作り上げる事は出来ない。そのマスケット銃をベレー帽やスカートの中など自分の衣服の中や、何もない空間から出現させて戦う。繰り出せるマスケット銃に限度は無く、幾等でも出現出来る。作中では菱形状の戦列歩兵風に並べての一斉射撃を披露している。錬成したマスケット銃は1発しか弾丸を発射出来ず(銃弾の再装填の仕組みを再現出来なかったようだ)、基本は撃ったら捨てて次の銃を使うという使い捨て。

また、リボンで錬成出来る大きさはマスケット銃サイズだけでなく、大砲サイズや短銃並みの小ささも形作れる。特に巨大な大砲サイズの銃での一撃は必殺技と呼べるほどの威力を誇り、「ティロ・フィナーレ」という技名のフィニッシュブローとなっている。反逆の物語ではさらにティーカップを模した列車砲まで作り出している。 マスケット銃を使って戦う理由は、本来の能力であるリボンの力だけでは戦闘能力が足りず、攻撃力の底上げと射程距離の増大のために火器を精製する技術を独力で学び、その結果会得したのがマスケット銃の錬成であった。

マミの固有能力は「命を繋ぐ」という願いが結集したリボンでの拘束である。どこまでも伸ばせるこの黄色いリボンを首元のリボンからだけでなく、あらゆる場所から発生させ、相手の捕縛・道を作り出す・繋ぎ合わせて巨大なクッションにする・切断アイテムとするなど、豊富な使い方が可能。マスケット銃から打ち出した銃弾もこのリボンで作り出したモノであり、マミはこれを活用して銃弾を再びリボンにして相手を拘束する、という戦術も採っている。

魔法だけではなく体術も会得しており、判断力や戦況への対応も優れている。最も経験豊富な魔法少女であり、戦闘能力は高いレベルに達している。バランスのよい様々な魔法を習得しており、戦闘ではそれらを駆使して華麗に踊るかのように戦う。数々の戦いを潜り抜けてきたほむらを銃撃戦の末に競り勝ち、ほむらの逆転の一撃もかわし勝利を収める、などその戦闘スキルは完成され非常に高い。反逆の物語でさやかは「絶好調のマミさんに挑むなんて命知らず」と語っており、制作陣からは「最強の魔法少女」「誰にも勝てる」とまで語っている。

主な技一覧[編集]

ティロ・フィナーレ
マミを代表する技。巨大大砲型のマスケット銃で威力抜群の砲撃を行う必殺技。連発出来ないのが難点。
ティロ・ボレー
ドラマCDで呼称された技。音声のみなのでどのような技から不明だったが、PSPゲームにて複数のマスケット銃で銃撃する技である事が判明した。
レガーレ・ヴァスタアリア
空間などからリボンを展開して相手を拘束する技。リボンは切断でもされない限り解かれない。下位魔法に「レガーレ」がある。
パロットラ・マギカ・エドゥ・インフィニータ
大量のマスケット銃を展開し陣形を取らせ、広範囲に一斉射撃する。使い魔の大群を殲滅するほどの威力。
ダンサ・デル・マジックブレッド
自身の周囲にマスケット銃を展開して射撃を行う。全方位に対して攻撃可能。
ボンバルダメント
「ティロ・フィナーレ」をも超える超巨大大砲型マスケット銃を作り出して攻撃する。サイズはマミが上に乗れるほどデカい。
ティロ・リチェルカーレ
複数の中型サイズの大砲による射撃。配置位置と向きを調整する事で多方面へ同時に攻撃可能。
絶対領域
あらゆる攻撃を防ぎきる盾を作り出す技。マミが独学で習得した固有魔法とは関係のない魔法。
テ・ポメリアーノ
戦闘勝利後に紅茶を飲んでにっこり微笑む。なんとこれも技だった。

家族・交友関係[編集]

前述した通り両親は故人で一人暮らしの身。 鹿目まどか美樹さやかには暖かく接しており、慕われている。学年的にも魔法少女としても先輩として2人を見守っており、家に招いてケーキをご馳走したり勉強を教えたりしている。まどかからは敬愛と憧れの目で見られており、***「マミさんのようになりたい」***とまで言われている。マミの魔法少女としての信念はさやかに深く影響を与えており、後のさやかの行動と絶望に関係している。

暁美ほむらとはまどかの扱いやキュゥべえの存在を巡って対立している。ほむらもマミを必要とはしておらず、ほむらの他者を寄せ付けない態度も対立の一因であろう(マミは見ず知らずの人物に対して必要以上に警戒を向けてしまう短所がある)。反逆の物語では、ベベ(百江なぎさ)を事件の犯人と考え殺そうとするほむらをマミが止めに入り、全面衝突に発展してしまった。10話で描写されたほむらの過去でのマミは、ほむらの危機をまどかと共に救った命の恩人であり、新人魔法少女で未熟な面が多かったほむらをしっかり指導し導く良き先輩だった。

佐倉杏子はかつての弟子だった。ドラマCDや「The_different_story」では2人の師弟時代の活躍が描かれており、お互いが背中を預け合え、心を許せるベストパートナーだった。しかし、杏子の両親が妹を道連れに無理心中してしまい、杏子はマミの信念を否定するようになる。2人は戦闘の末に決別してしまい、そのまま離れ離れになってしまう。アニメでは2人は再会する事無くマミは戦死してしまう。「The_different_story」では2人の再会と確執、それでも残った絆とその結末が描写される。

叛逆の物語で新登場した百江なぎさ(べべ)はお菓子の魔女「Charlotte」の魔法少女時代の姿であり、べべはその第1形態の外見。マミはべべと一緒に暮らしており、戦闘でも常に一緒。マミにとってべべは自身の弱い部分を明かせ、孤独や不安を取り除いてくれる大切な友達であり、「べべが居なかったらとっくに終わっていた」とまで言っている。べべもマミを心から大切に思っており、マミが泣いている事に気付いていち早く駆け付けている。 終盤でなぎさが現れた際には、なぎさ=べべである事を数秒の逡巡で気付いている。ほむらによって世界が再構築され、再編された世界ではマミとなぎさは友達となり一緒に買い物を楽しんでいる。版権イラストや各商品展開ではべべはマミと一緒に居る事がデフォルメのようになっており、マミとなぎさが一緒に描かれているモノも多い。

原作での活躍[編集]

TVアニメ・新訳劇場版[編集]

第1話

暁美ほむらに追われていたキュゥべえを助ける途中に魔女の結界に迷い込んだ鹿目まどか美樹さやかを助けに、優雅に登場。圧倒的な攻撃を披露し使い魔の大群を壊滅させた。

第2話

まどかとさやかを自宅に招き、魔法少女と魔女について説明した。次の日、2人を「魔法少女体験コース」と称して自身と魔女の戦いを見学する事を提案。パトロール中で魔女に殺されかけた人を助け、魔女の結界に侵入。華麗で素敵な戦闘で結界内を突き進み、薔薇園の魔女「Gertrud」を打ち倒す。

第3話

まどかから病院で魔女の結界発見の報告を受けたマミは現場に駆けつける。結界内に侵入したマミの前にほむらが現れ、戦わないよう言われるが、それを拒否。逆にほむらを魔法で縛り上げてしまう。先を進む途中でまどかからの憧れを聞いたマミは、自身の心の弱さを告白。これを受け入れ共に戦うと言ってくれたまどかに希望を見つけ、思わず涙ぐむ。怒涛の快進撃で結界最深部まで到達し、お菓子の魔女「Charlotte」を攻め立て勝利を目前にする。しかし突如姿を現した魔女の第2形態に「ティロ・フィナーレ」を打ち込んだ後の隙を突かれ、まどかとさやかの眼前で頭部を喰いちぎられた後に食い殺され死亡(脚本家曰く、相性が悪かった。命がけの戦いでは運も作用する)。悲惨な最期を遂げた。

第4話~第9話・第11話

マミの死後もその影響は大きく、登場人物がマミの名を語らなかった回は無い。マミの死によってさやかは魔法少女になり、佐倉杏子が見滝原市に来訪するきっかけとなった。

第10話

ほむらの過去の戦いを描いた10話では、ほむらの命の恩人兼師匠として登場する。どの過去軸でも「ワルプルギスの夜」来襲までに戦死している。3回目の過去軸では魔法少女が絶望しきると魔女に変貌してしまうという真実が明らかになった事に絶望(ただしソウルジェムが濁るなど魔女化の兆候が見られないので厳密には絶望とは違うものかもしれない)し、ほむらを拘束し、杏子を射殺。さらにほむらに銃を向けた所をまどかに射殺された。

第12話

全ての魔法少女を救うために自身の存在を消し、概念になろうとするまどかの前に杏子と共に現れた。まどかの覚悟を問い、その覚悟が本物だと知ると応援し、杏子と共に後押しした。まどかの願いによって魔法少女が魔女になることが無くなり、魔女との戦いで命を失う悲劇そのものも無かった事とされたため、魔女との戦いで戦死したマミと杏子は復活した。宇宙の再編後の世界でマミはまどかの存在を認知しておらず、ほむら・さやか・杏子と共闘している。さやかがこの世から消えた事に対して「円環の理」とそのシステムの存在を口にしていた。

The_different_story[編集]

本作の主人公に抜擢され、マミの視点から見た魔法少女の物語が展開される。

ある日の魔女との戦いで杏子を助けたマミは杏子に弟子入りを希望され、それを受け入れる。杏子を指導しながら共に魔女と戦ったり、一緒にお茶会をしたりと、今まで感じた事のない充実した日々を送る。杏子との連携も完璧になり、杏子の家に御呼ばれされたりと、お互い無くてはならないパートナーとなった。しかし、杏子が父親に魔法少女の存在と自身の願いを知られ、それを苦に家族が無理心中してしまった事で杏子はマミの下を離れていった。

月日は経ち、マミの弟子となったさやかと杏子の戦いにマミは駆けつけ、戦いを止める。その後の魔女との戦いで油断したさやかを庇いマミは負傷してしまう。その危機を杏子とほむらが救いマミはさやかの回復魔法で助かった。マミは杏子にお礼と再び仲間になろうと持ちかけるが断られてしまう。 ある日、さやかは志筑仁美に魔女の口づけがある事を見逃してしまう。後日まどかからその事を告げられたさやかは、それを恋敵である仁美を見殺そうとしてしまったと考えてしまい、ソウルジェムが濁り始めていく。自らの信念を裏切ったと感じたさやかはマミの言葉に耳を貸さず拒絶。 マミの下から離れ、絶望しながら放浪するさやかを助けるべくマミは再び現れる。マミの説得は絶望しかかっていたさやかの心を救ったが、既にさやかのソウルジェムの濁りは限界に達しており、マミの眼前でさやかは魔女化してしまう。

魔女が魔法少女のなれの果てという真実と、さやかを救えなかったという事実はマミを追い詰めていく。魔女化したさやかと刺し違えようと魔女の結界に向かうマミだったが、その前に杏子が立ち塞がる。心中を止めようとする杏子に対しマミは攻撃し戦闘に発展。一進一退の攻防の末にマミが勝利した。しかし、ボロボロの心と戦いでの魔力を消費によってソウルジェムの穢れが限界に達しようとしており、マミはその場に倒れ魔女化しかける。そこをマミの目を欺いていた杏子が助けに入り、事なきを得る。杏子から本当の気持ちを告白されたマミは再会の約束をし、気を失う。 意識を取り戻したマミはほむらから杏子が魔女化したさやかを倒した後に別の魔女と戦い戦死した事を告げられる。さやかに続きようやく和解した杏子も失ってしまったマミは絶望し生きる意志を失いかけるが、ほむらの檄と共に戦おうと手を差し伸べられる。ほむらと入れ違いでまどかが訪問し、魔法少女として戦う意志を伝えられる。反対したマミだったが、まどかから「私がマミさんの代わりに戦います」「マミさんはもう戦わなくていい」と想いを告げられる。初めて戦わなくていいと言ってくれたまどかの言葉にマミは救われ、泣きながらまどかに自身の今までの感情を伝えた。 マミはまどかへの言葉を手紙に残し、杏子が最後の別れの際に残したリボンを握りしめ、自身のソウルジェムを打ち抜き自害。手紙の最後にはまどか達と出会えた事を喜び、出来れば魔女が居ない世界で会いたかったと書かれていた。

叛逆の物語[編集]

インキュベーターの実験によってほむらが作り出した魔女の結界内の世界に、杏子と共に使い魔によって招き入れられてしまった。この世界では魔法少女として共に戦ってくれる身を託せる仲間と、べべという一緒に居てくれる友達が存在する、マミにとって最も理想的・幸せな環境になっている。マミ自身も「昔の私が夢に見ていた毎日なのかもね」と語っている。頼れる仲間に囲まれた事で無理して背伸びする必要は無くなり、悠々と本来の素顔を見せられるようにもなった。また、大切な人が傍に居り、それを守るために戦うという、マミが最も実力を発揮出来る状況が誕生しており、ここでもマミはさやか曰く「絶好調のマミさん」で最強モードである。

べべがこの結界の主だと誤解して殺そうとしたほむらを止めに入り、間一髪のところでべべを救出した。その際にほむらの時間停止能力への対策として、ほむらと手を繋ぐなどで繋がる事で時間停止中でも動けるという特徴を見破り、予めリボンで自身とほむらを繋ぐという頭脳プレーを披露した。そのまま戦闘に突入し、両者一歩も引かない凄まじいガン=カタの応酬を繰り広げる。自力で勝るマミがほむらを追い詰めるが、ほむらの自決に見せかけてリボンを撃ち破りマミの動きを止め、脚を撃ち抜こうとする。しかし、実は今まで戦っていたマミはリボンで作られたニセモノであり、そのままほむらを拘束。壮絶な戦いはマミの勝利に終わる。 ほむらは真実を知るさやかによって連れ去られ、マミにはなぎさが接触。絆の力か、なぎさをべべの正体だと見抜いたマミはこの世界の真実を知らされる。 魔女化し自ら死に向かおうとするほむらを助け、インキュベーターの企みを阻止するべくマミはまどか達と共に奮戦。マミの真骨頂である圧倒的な戦闘能力を十二分に発揮し大暴れし敵を蹴散らしまくる。空中ブランコをしたり、マスケット銃を撃ちまくったり、列車砲まで繰り出すなど、視聴者を魅入らせる華麗で強烈な戦いを披露し、見事インキュベーターの企みを打ち砕きほむらを救助した。 ほむらが悪魔となりこの世を再構築した後の世界では、魔法少女として過ごしている。ここでも頼れる仲間達と日常を過ごしているだろうし、もう不安で涙する事も無い。なぎさとも再会しており、一緒に買い物を楽しんでいる。

関連項目[編集]