工学院大学
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工学院大学(こうがくいんだいがく)は、東京都新宿区に本部がある理工系の私立大学である。日本初の建築学部を創設した。旧幕臣が「技術教育立国」のため設立した 「工手学校」が前身である。特に日本の近代建築を支えた技術者を送り出した。
沿革[編集]
- 1887年(明治20年)10月31日、帝国大学総長渡辺洪基らが、「工手学校」創立協議会を開催する。学園創立記念日
- 1888年(明治21年)、工手学校設立認可。2月、開校式と授業開始。特選管理長 渡辺洪基、校長中村貞吉、土木、機械、電工、造家、造船、採鉱、冶金、製造舎密の8学科。修業年限は本科1年、予科半年。
- 1923年(大正12年)、関東大震災により校舎全焼。
- 1928年(昭和3年)、淀橋町角筈(現新宿敷地)に新校舎完成。工手学校を工学院と校名改称。
- 1944年(昭和19年)、専門学校令により工学院工業専門学校を開校。
- 1949年(昭和24年)、新学制により工学院大学設置認可される。工学院大学開学。学長野口尚一、工学部機械工学科、工業化学科
- 1963年(昭和38年)、八王子市中野町に八王子校舎を開設。
- 1989年(平成元年)、新宿校舎の高層棟(新大学棟)落成。
- 1997年(平成9年)、第1部機械工学科に機械工学コース、国際工学コースを新設。
- 2006年、グローバルエンジニアリング学部、情報学部、新設。
- 2003年(平成15年)、第1部建築学科の建築コースを建築学コースに、環境コースを環境建築コースに名称変更。
- 2011年(平成23年)、日本初の建築学部が誕生。
- 2013年、八王子キャンパスに弓道場・ボクシング場落成。
- 2015年(平成27年)、ものづくり支援センター落成。
- 2017年、工学部電気システム工学科を電気電子工学科に名称変更した。
- 2019年、先進工学部応用物理学科に応用物理学専攻・宇宙理工学専攻を、機械理工学科に機械理工学専攻・航空理工学専攻を新設した。
創設時[編集]
設立趣旨に、今わが国の有様にては技術者養成の学塾甚だ少なく1、2官立の学校においては高尚なる技術を養成するに十分であるが、工手を養成する学校は1校も設置がないと危機感を述べている。そこで工手学校を設立し、学科を土木・機械・電工・建築・造船・採鉱・冶金・応用化学の8学科とした。明治21年1月23日、東京市京橋区木挽町に設置し、生徒228名を募集し、同年2月6日に開校式を行った[1]。明治22年7月、第一回卒業生121名であった。
就業年限は1888年(明治21年)2月創設時に本科1年・予科半年、1892年(明治25年)9月から本科1年・予科1年、1904年(明治37年)2月から本科1年半・予科1年となっている。
基本事項[編集]
- 名称:学校法人 工学院大学
- 本部所在地:東京都新宿区西新宿一丁目24番2号
- 交通:JR「新宿駅」西口より徒歩5分
- 学部
- 工学部
- 機械工学科
- 機械システム工学科
- 電気電子工学科
- 先進工学部
- 生命化学科
- 応用化学科
- 環境化学科
- 応用物理学科
- 機械理工学科
- 情報学部
- 情報通信工学科
- コンピュータ科学科
- 情報デザイン学科
- システム数理学科
- グローバルエンジニアリング学部
- 機械創造工学科
- 建築学部
- まちづくり学科
- 建築学科
- 建築デザイン学科
- 情報通信メディア工学科
- 建築学科
- キャンパス
- 新宿キャンパス:学部3年生、4年生は新宿キャンパスで学ぶ。
- 八王子キャンパス:第1部の学生は1年生と2年生は八王子キャンパスで学ぶ(情報学部以外)
特色[編集]
- 私立大では数少ない中学校技術科の教員免許が取得可能な大学である。
名誉博士[編集]
リファレンス[編集]
- ↑ 二宮正(1908)『工手学校一覧』工手学校