岩木病院車椅子放火事件

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岩木病院車椅子放火事件(いわきびょういんくるまいすほうかじけん)は、2011年12月25日に大阪府大阪市東成区岩木病院車椅子が燃えて患者が死亡した事件。

概要[編集]

2011年12月25日、大阪市東成区中道の岩木病院3階の病室で入院していたAが乗っていた車椅子が燃える事態が発生。車椅子の背もたれ部分などが燃えており、職員が消火器を使って火を消した。Aは上半身にやけどを負う重傷となり、そのことがもとで2日後に死亡。室内に火の気がないことから、警察は放火事件の可能性を視野に捜査する。

2012年6月1日、大阪府警捜査1課は、車椅子に放火してAを死亡させたとして傷害致死の疑いで詐欺罪で公判中だったKを逮捕。Kは2011年10月から2012年4月までAと同じ病院に入院しており、事件当時は別室だったが、Aと同室だった時期もあった。Kは、2012年4月に生活保護費を不正受給したとして詐欺罪の容疑で逮捕されて公判中で、再逮捕の流れとなっている。大阪地検は、傷害致死の疑いで2012年7月にKを起訴した。

裁判経過[編集]

検察側は、Kが別の病室でAが座っていた車いすにライターで火を付けて死亡させたと主張。火災報知機を聞いて現場に向かった看護師が「病室の奥にKがいたのを見た」と証言した。一方で、弁護側は事件現場にいなかったと主張。救助に向かった警備員や患者も「Kを見ていない」と証言している。

2013年10月8日、大阪地裁は無罪判決(求刑懲役10年)を言い渡した[1]。判決では、救助に向かった警備員や患者もKを見ておらず、Kが犯行現場にいたという看護師の証言について「勘違いの可能性がある」として信用性を否定。犯行現場にいた証拠はないとした。検察側は、この判決に対して控訴を断念、無罪判決が確定した。

脚注[編集]