展示チーフ
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展示チーフとは、都立国立高等学校の文化祭である「国高祭」の役職。通称は「展チ」で、クラス展示のリーダーとして、円滑な運営を目指しクラスを統括する。
そもそも国高祭とはなんぞや[編集]
- 都立国立高等学校の文化祭・体育祭・後夜祭を指す。(今回は特に文化祭を指す言葉として使用する。)文化祭は、「日本一の文化祭」と称されており、高校とは思えないほどのクオリティの高い展示を公開している。特に3年生の展示は教室を劇場に改造し、ひと夏をかけて創る演劇は圧巻である。
- 今年(平成30年度)は71回目を迎える。年を重ねるごとに上がるクオリティに、毎年多くのマスメディアや近隣の高校生・受験生が注目する。
その人数はいかほどか[編集]
- 1クラス1人が担当する。よって、1学年8クラスの国立高等学校には24人の展示チーフが存在する。
- 展示チーフのほかに、副展示チーフという展示チーフを補佐する役職や外装・内装に特化した外装チーフ・内装チーフなども存在する。それらの役職は総称して「専門チーフ」と呼ばれ、クラスによって異なるチーフも存在する。展示チーフは専門チーフと連携を取り、より円滑な文化祭運営を目指す。
その仕事内容の意義[編集]
- 驚くべきことに、展示チーフに具体的な「仕事内容」は存在しない。(一言で表現するとなると、「クラス展示の統括」という言葉で表現するのが最もふさわしいとされる)
- クラスの展示内容の構想(どのような世界観でゲストを楽しませるか)をクラスで考える際の代表となり、意見の整理や統括を行う。
- 各種委員会(文化祭実行委員会、国高祭実行委員会、会計委員会、広報委員会、整美委員会、庶務委員会、装飾門委員会、プログラム委員会など…)と協力し、文化祭準備についての規則の承認・確認を行う「一斉委員会」という会議に出席する。その際、クラスだけでなく国高祭全体の質の向上と運営の円滑化を図っている。
- 木材折衝(設計図の安全性の確認・木材配布の承認)や教室移動(通常教室から文化祭当日の教室に移動する)の際にクラス全体を指揮する。
- その他、文化祭に関する準備全般に関わる。
特筆すべき点[編集]
- 展示チーフは大量の文化祭関係の書類を配布される。文化祭実行委員会などに提出する書類も多いため、管理が非常に大切となる。
- 展示チーフに夏休みはない。毎日クラスに出向き、木材の組み立て方・ペンキの塗り方など、趣向を凝らした装飾を制作する指示を出す。
- 展示チーフは「展チポロ」というポロシャツをすべての学年でそろえている。作業中に着用する生徒も多い。
- 放課後(授業終了後)に学校の会議室などを利用し、資料の確認・規則の発表・文化祭運営に関する問題についての話し合いを行う「展チ会」という会議がある。また、放課後(部活終了後)ファミリーレストランなどに展示チーフ同士が集まり、運営状況などを話し合う「闇会」と呼ばれる会議も存在する。
やりがいはいかばかりか[編集]
- 在校生でないと決して見ることのできない国高祭の裏舞台を肌で感じることができる。
- 在校生のみが参加可能な「後夜祭」での表彰のドキドキ感を肌で感じることができる。
- クラス展示の代表として、仲間と協力し合い、ひと夏をかけて作業に没頭することができる。
さあ、みんなも展示チーフになろう!