実印

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

実印(じついん)とは、日本において自治体にその印影が登録され、その印章の所有者と印影が公的に証明された印鑑のことである。この印影の登録を印鑑登録という。

印鑑登録により、公的な証明書である印鑑登録証明書が発行される。この証明書は不動産自動車などの購入の際、または他人の身分保証人になるなどした場合の本人を証明する手段として利用される。

登録できる印鑑[編集]

自治体により異なることがあるため、多くの自治体で共通してみられるものを挙げる。

  • その印影が登録されていないこと。
  • 氏名以外の文字や模様がないこと[注 1]
  • 大きさが8mm以上25mm未満であること。
  • 同一世帯で似たような印影の印鑑登録がなされていないこと。

自治体によっては大量生産された三文判でも印影を登録することが可能であるが、これは当然推奨されない。何らかの事情で実印が必要になった場合で三文判しかない場合、早急に登録用の実印の制作を専門店で依頼すべきである。実印用の印影は偽造防止のために難解な文字を使用することがあり、簡単に読み取れるような印影は偽造防止の観点から推奨されないためである。また、不正利用を防止するのであれば使用の都度印鑑登録をし、事が済んだらその印鑑登録を廃止するという方法もある[注 2]。 なお、シヤチハタなどのネーム印やゴム印は登録することができない。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 一部の文字は認められるケースがある
  2. 登録と廃止の手間や手数料を惜しまない場合などに限る