宝月光皇后
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宝月光皇后(ほうげっこうこうごう)は、道教における女神であり、仏教の孔雀明王から道教に入った神さまで、光厳妙楽国の国王・浄徳王(帝父光厳妙楽国王、光厳妙楽国王聖父天尊とも)の后、玉皇大帝の母としても知られた。道教の経典『高上玉皇本行集経』、『太上元始天尊説宝月光皇后聖母天尊孔雀明王経』、『太上元始天尊説孔雀経白文』などに登場する。
その他の呼び名は「宝月光元君」[1]、「帝母宝月光皇后」[2]、「宝月光皇后聖母元君」[3][4]、「宝月光皇太后聖母元君」[5]、「釈天教主孔雀明王大天尊聖母元君」[6]。
『太上元始天尊説宝月光皇后聖母天尊孔雀明王経』によれば、元始天尊は昔の龍漢四年七月十五日、地官たちと一堂に会し、共に南霊冥算の法と度人拯抜の文を講ずる。忽に一人の天母が孔雀を駕して来た。これは仏の中では「孔雀如来」、道の中では「宝月光皇后」、「玉皇聖母」と呼ばれている。[7]
昔、北京市の皇族道観・大光明殿の天元閣上層で、斗母・后土・宝月光元君という三女神がそろって祀られている[1]。
呉承恩の『西遊記』では釈迦如来の母「仏母孔雀大明王菩薩」として登場する。
脚注[編集]
出典[編集]
- ↑ a b “欽定四庫全書『日下旧聞考』巻四十二”. 知識図譜. 2023年9月24日確認。
- ↑ “『高上玉皇満願宝懺』巻一”. 知識図譜. 2023年9月24日確認。
- ↑ “『玉皇宥罪鍚福宝懺』結四”. 知識図譜. 2023年9月24日確認。
- ↑ “『玉皇十七慈光燈儀』巻首第一”. 知識図譜. 2023年9月24日確認。
- ↑ “『諸師聖誕冲挙酌献儀』壹十四”. 知識図譜. 2023年9月24日確認。
- ↑ “『太上元始天尊説宝月光皇后聖母天尊孔雀明王経』巻首第六”. 知識図譜. 2023年9月24日確認。
- ↑ “『太上元始天尊説宝月光皇后聖母天尊孔雀明王経』巻首第十五”. 知識図譜. 2023年9月24日確認。